第10回 全日本2M競技会「古川喜平メモリアル」


2003.11.09上里滑空場で行われた第10回全日本2M競技会「古川喜平メモリアル」
を見学してきました。 この大会は、翼長2000ミリ以下の機体で行われる2Mクラスと
翼長3000ミリ以下の無尾翼機で7分滞空のタスクAと150メートルの仮想面を3往復する
タイムを競うタスクDが行われました。 このタスクDは通常の速度競技よりも距離が長く
キンキンの競技機でなくても楽しむ事が出来そうです。                    
今回は見学でしたが、次回は是非参加してみたいと思います。               





朝方降った雨が午前中に小雨として残りました。 待機機は色々な
雨よけ対策を講じていました。 ゴミ袋を開いて簡易レインコートの
機体もありました。


クルマのテールゲートを開いて傘替わりに...

無尾翼機クラスのタスクAです。
この機体は小型の機体でしたが、ウインチ曳航には最後まで抵抗していました。
フックの位置を変えながらリランチしていました。 機体底部は急遽開けたフック
穴で穴だらけになっていました。





スポイラー装備の機体です。 


宮川さんの無尾翼機です。 翼端のウイングレットが精悍です。


このサイズの無尾翼機は近くまで降りてくると、結構なプレッシャーを感じますね。
何機も上空に上がっていると、ちょっと不思議な感じさえしてきます。

タスクDのスタートです。


画を描いてみました。 ウインチで引き上げられた機体は、ズーム上昇の速度を
残すようにしてA面を通過、計測を開始します。 面を通過するごとに鳴るブザーの
音を頼りにターンを繰り返して150メートル×6の900メートルを飛びきったタイム
を競います。 今回の最速は40秒後半でしたが、機体によっては「飛びきる事が
課題」なんて事もあります。 最終面手前ほんの数メートルでランディングしてしま
う機体があったり、ギャラリーは盛り上がっていました。
入賞は難しいかも知れませんが、ラダー機でも楽しめそうな競技内容です。


この機体はF5B−10(F5F)機の様です。
主翼下面はカーボンシートで補強されてウインチ曳航に耐えるようになっていました。


オメガとかTONYとか呼ばれている機体です。 この機体はキャノピー仕様でした。




半楕円形状の主翼を持った機体です。 上の機体もそうですが、フラップの装備
はありません。 見ていた中では一番速かったかな...


ブレイドでしょうか。
1.9メートルのカチカチのシャーレ機でフラップを装備しています。 バラストを
積み込んで意気込みが伺えます。




加納さんのTONYです。
400グラムほどバラストを積み込んでいましたがまだ軽いらしく、浮いてしまった
様です。 主翼前縁はスタイロフォームを芯としたDボックスで、かなりの強度が
あるとの事です。






「マーキュリー」と機体に書かれていました。
スタント機の胴体が余ったので、2メートルクラスの主翼を新造して組み合わせた
との事です。 デザインがデザインだけに、パイロンターンは画になりますね。

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