第一回上里ハンドランチグライダー大会 2004.07.25



2004.07.25 上里町模型グライダークラブ飛行場に於いて
行われた第一回上里ハンドランチグライダー大会に参加に参加
してきました。 ステッペンボルフ主催の初めての大会です。 
参加者24名と若干少な目ではありましたが、精鋭が集まり、また
新しいルールと運営で、内容の濃い大会になったと思います。

当日のコンディションは大変変化に富んだ物で、朝方の渋いコン
ディションから強風、そして雷雨、その後はまた渋いコンディション
と選手を悩ませました。 あまりの渋さに力みすぎて、機体を壊す
人も続出しました。                            


参加者のみなさんです。
やはりRadinaが多いのですが、それに追いつく勢いでファイヤーワークス
の数が増えてきました。 しかもノーマルではなく、オーナーこだわりの
モディファイが加えられた機体が多かったのが印象的でした。

主催であるステッペンボルフの道山さんです。
本日のコンテストディレクターです。


主催の挨拶とフライトエリア、競技ルールの説明を行いました。
競技ルールは今までになかった、予選+敗者復活勝ち上がり
方式の決勝戦とで構成さています。 この方式では、予選下位
の選手でも、敗者復活戦で勝ち上がれば優勝も可能という物で、
凡ミスで下位へ沈んだ人でも優勝のチャンスがあると言う物です。


それと今回初なのが、発航点が設けられている事です。
発航は毎回このポイントを基点として行われます。 離れた所に
ランディングしてしまった時は、機体を回収してこのポイントまで
戻ってからランチをしないといけません。 これは、ランチ時の安全
を考えての処置です。


競技は第1ラウンドはランチ数無制限で上位3タイムの合計を計上
する物で、F3KのタスクCに相当します。 練習タイム2分の後に
競技タイムがスタートします。


第2ラウンドは一番最後に投げたタイムのみ計上されるF3Kの
タスクBです。 このタスクは本来、荒れるタスクの筈だったの
ですが、この頃は強力なサーマル群が来ていて、MAXの5分を
飛びきる機体が続出しました。


第3ラウンドは30秒飛ぶ毎に1ポイントを加点するF3KのタスクA
を行いました。 このタスクの時間帯は第2ラウンドとはうって変
わって、風も強く渋い条件となってしまいました。 皆さん苦労
したようです。


そんな中でもファイヤーワークス軍のフライトは素晴らしい物が
ありました。 画像は翼端をウイングレットタイプからオーソドッ
クスなスタイルに変更した240グラム台の機体です。

3つのラウンドの得点を合計して決勝戦の組み合わせを作ります。
4つのグループに分け、下位のグループのグループ優勝者が
一つ上のグループに加わって再度試合をし...下位グループ
の代表者が最終決勝へ敗者復活出来るというシステムです。


大会運営に当たってくれた皆さんです。 ご苦労様でした。

とここまでスケジュールが進行した所で突然の雷雨。


かなり激い雨が降りました。しばし競技は中断です。
でも、涼しくなって、体は随分と楽になりました。


雨が上がり競技が再開されるまでの間、フリーフライトの
HLGのデモフライトがありました。この機体、Y尾翼を持っ
たSAL機です。 最近のフリーフライトの世界もSAL機が
進出しているようです。


壊れたのではありませんよ。 時間が経つとタイマーが働いて
この様に胴体がくの字に折れ曲がります。これにより機体を
壊さず降下させるのです


流郷さんが体験ランチ。
あれ....機体は右に体は左? 左に投げている物は?


流郷さんのパワーに負けて、翼端部がもげてしまったようです。



グラディエーター2も何機か飛びました。 風が吹いた時、どっしりした
跳びが良いですね。

競技再開です。 またしてもサーマルのない渋いコンディションです。
吹き上げの発生する木の近くに機体が集まります。


あまり寄せると....ほ〜ら、木になった。
釣り竿のレスキュー隊が出動して無事回収出来ました。

最終決勝への出場者。
敗者復活を成したのは右端の上代さんです。


最終決勝のランチ風景です。 渋い中でも着々とタイムを
積みます。 さすがですね。

激戦の末、勝ち残った3名です。
1位 伊藤さん ファイヤーワークス
2位 流郷さん 自作機
3位 莅戸さん ファイヤーワークス

特に伊藤さんは前回の昭和記念に続けて2連覇です。
おめでとうございました。

成績はこちらです。(PDFファイル)


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