国営昭和記念公園ハンドランチグライダー大会 2004.07.03



2004.07.03国営昭和記念公園で行われたハンドランチグライダー大会に参加
してきました。 本当に梅雨?と疑いたくなるほどカラッとした良い天気でしたが、1分
毎に風向きが変わり、時にはSAL機でも30秒台しか飛ばない難しいコンディション
でした。 そんな中、2ラウンド+準決勝+決勝の戦いが繰り広げられたのでした。


開会式風景です。
今回のコンテストディレクターである流郷さんから開会の挨拶と注意事項、
競技のルール説明がありました。


今回、アメリカからのエントリーもありました。 ガールフレンドを通訳に無尾
翼のSAL機を飛ばしました。(ガールフレンドが手にしている)
Baldwinさんとおっしゃいます。

大会は調整用のフリーフライトタイムから始まって3.2.1を3投行う練習
フライト、3.2.1で発航して2分マックスの競技フライトと続きます。


調整フライトでやってしまいました。
一度折れた所らしいです。 折れ癖でも付いてしまったのでしょうか。

練習フライトから力が入ってますね。
3.2.1で発航しますので、写真は撮りやすいです。 この時点では風も
穏やかで、サーマルもそこそこでていました。

競技開始です。
1ラウンド6投で、上位投のタイムを計上するルールです。 第一ラウンド
では、風も弱くサーマルもそこそこ取れてMAXを出す人も多くでましたが、
風向きがころころと変わり、スリリングなラウンドとなりました。


見にくいですが、機体が乱舞しています。
会場回りの木より高くランチ出来ればチャンスがあります。


横塚さんのFW2
ランチパワーに負けて、ポッドがパイプのつなぎ目前で真っ二つです。


信太さんのFW2
こちらはなんと送信機のバッテリーが抜けてノーコン、地面に刺さりました。
早速加納さんが取材に走ります。 下に人が居なくて良かったですね。


その後機体をMuにスイッチ。 フルパワーで投げ出されたラダーSAL機。
リリース直後はこんな姿勢です....


折れた主翼の断面をのぞき込み、怪しく笑う木村。(撮影 加納さん)


サーマルを狙って、デッドヒートが繰り広げられました。
Radina vs Radina


FW vs FW

決勝でのランチ風景です。
準決勝は各グループの上位2名(計10名)による2分マックス3投。
さらにその成績の上位4名が決勝に臨みます。 このころになると、風が
かなり強くなり、Radina等でもホバリングするような状態でした。 サーマル
に乗るよりは、上手くウエーブに乗っていられた人が勝ち...な状況でした。


そして、栄えある上位3名の入賞者。
1位(中央)伊藤さん FW3
2位(左)横塚さんさん 自作機
3位(右)莅戸さん FW3
おめでとうございました。
木村の目に止まった機体達

アブソリュートです。
太いテールブームと目立ちませんが翼端上反角が特徴です。 主翼の精度
とフラッター対策がキモだそうです。


Radinaなんですが...主翼がメーカーでカラーリングされています。 一機
のみ。 しかも、入荷当初重いからと敬遠された機体だそうです。
ちょっと羨ましい...


本日注目の一機。
発泡スチロールコアに前部はバルサ、後部はスチレンペーパーでプランク
されていました。 とても軽量な機体の割に獲得高度はトップクラスでした。


きむらクラフトポッド3を使って頂いています。


今回優勝した伊藤さんのFWのテール部分。
垂直尾翼に翼断面を採用、ランチ時の高速時に揚力で直進を保とうと言う物。
ブルーフォームにグラスの直貼りでした。


初お目見えの「オシリス」です。
Encoreと同等の上反角を持っていて、翼型はFW3と同じです。 今後に期待
の掛かる機体です。

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