第11回 全日本2M大会 2004.09.12

2004.09.12上里模型グライダー飛行場で行われた第11回2M大会に参加してきました。
心配されていた天気も快晴となり、絶好のグライダー日和となりました。 今回は2Mクラスと
無尾翼クラスが開催され、それぞれタスクAとタスクDの競技を行いました。 参加した24名の
選手も思う存分フライトを楽しめた事と思います。


朝の一こまです。
五百部さん、主翼の翼端をいきなりノコギリでゴリゴリとカットしています。なんでも、
翼長が40ミリほど長いのだそうです。

切り落とされ、めでたく2000ミリ以内に収まりました。

参加した機体達です。 
上の画像はミニグラファイトです。 シャーレの主翼とリブ組の尾翼を持った機体です。


こちらはRadina2MのVテール仕様です。 Radina2Mはこれの他クロステール仕様
も数多く参加していました。 木村もこれのクロステール仕様で参加しました。


ダッセルです。。 往年のF3B機の機体から型を起こしてコピーした物だそうです。 
3機ほど来ていましたが大きな主翼で滞空もスピードもそつなくこなします。

タスクAはいつも行っている滞空+定点着陸の競技で、2Mでは7分の滞空となります。
作業時間が10分とたっぷりとってありますので、納得行かないランチなどにはリランチを
する余裕があります。

今回はその他にタスクDと言う競技があります。 これはF3BのタスクC(150メートル間
隔の仮想面を4ラップ...2往復したタイムを競う)のラップ数が6ラップになったものです。
これがなかなかのくせ者で、調子よく突っ込ませて速度を出すと6ラップ飛びきれなくなっ
て途中で降りてしまいますし、木村の様におっかなびっくり飛ばしていると良いタイムが
出ません。 ちなみに6ラップの最速が37秒台で木村の最高は50秒台後半です...

上の画像は、仮想面を通過したことをチェックしている所です。 面の通過を確認すると、
ジャッジがブザーを鳴らし、競技者はそれに反応してターンを行います。


速度を測るので、一機ずつの発航となります。




速度を乗せつつ、殺さないようにターンしていきます。


無尾翼クラスもタスクAとタスクDが行われましたが、無尾翼の機体はのんびり飛ぶ機体が
多かったので、競技ものんびりムードです。


ビックリしたのはこの機体、「赤ニシン」です。 スパン1メートル未満の発泡スチロールの
機体ですが、タスクAの7分滞空もタスクDの6ラップもこなしてしまいました。

2Mクラスの入賞者の皆さんです。
1位 宮川さん(中央)
2位 中村さん(右)
3位 土原さん(左)


無尾翼クラスの入賞者の皆さんです。
1位 岩田さん(中央)
2位 池さん(右)
3位 柳沢さん(左)

みなさん、おめでとうございます。

お昼に飛ばしたRadina−DLG。 岩田さんに「試してみて」と貼ってもらった乱流線(前縁
近くの赤い線)です。 幅1ミリの「ICテープ」というポリエステルテープなんですが、これを
貼ったらあら不思議、高速飛行時の「こぉぉぉーーー」という共鳴音がかなり小さくなるんで
す。 無駄なエネルギーのロスが無くなった分、ランチにも好影響? があるかも...。


本日のお土産。 柳沢さん製作のテンプレートです。 ギザギザの物は、バルサの
つなぎ合わせの合わせ目を作るテンプレートです。 カッターの刃の逃げもちゃんと付けて
あります。

今回、木村はRadina−2Mを飛ばしましたが、フラップサーボに使っている9グラムサーボ
に問題が出ました。 リランチのさい、高度処理で速度が出ている所からブレーキを出した
所、サーボのスプラインがフラップの抗力に負けて滑ってしまいました。 やはり、フラップ
にはメタルギヤでトルクが大き丈夫なサーボが必要と感じました。


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