2004 第6回F3J日本選手権 2004.10.2〜3


2004 10.2〜3 上里町模型グライダークラブ飛行場に於いて行われたF3J日本選手権に
ランナーとして参加してきました。 各地から集まったフライヤーが人力により引き上げられた機体
を駆り、まるでサーマルを手中に収めるべく熱い戦いを繰り広げました。 


競技開始前、ピットには組み上がったF3J機がずらりと並びました。
普段木村があまり目にしない機体が沢山ありました。


こちらはStarlight3000です。 数機が飛んでいましたが、主翼の仕様(カーボン
の入り具合)で何種類かがありました。


これらも通常の上里ではあまり見かけない機体です。チームテラノドンの酒井
さんの機体で、右がグラファイト、左がSpacePro3.27になります。 グラファイト
は3.4メートルのスパンに対して重量は僅かに1680グラムしかありません。
浮きの良さは納得の数値です。 奥に半分見えているのがHIROBOの坂井さん
の機体で、南アフリカ製のエイッシュと言う機体です。 今年の3J世界戦で4
位になった機体だそうです。 (鳥羽さん、情報ありがとうございました。)

開会式です。
日本RCグライダー協会の会長の長谷川さんの挨拶です。


ジャッジをしてくれる委員の皆さんの紹介もありました。

競技開始です。
F3Jならではの一斉発航です。 各レーンは10メートル間隔で列んでは
いますが、機体のサイズがサイズですので、隣の機体や索と交錯しない
ようにするのは大変そうでした。

競技は予選が6ラウンド、上位10名がその次の決勝に進めます。


反対側では私らランナーがこの様に必死に引っ張っています。 この引きが
直接ランチ高度に繋がりますので責任重大です。


ランチ直後、近くにあったサーマルに群がる様に飛ぶF3J機たちです。
作業時間いっぱいに飛ばないと高得点が得られないF3Jではリランチは
命取りです。 パイロットは粘って粘って飛び続けます。

一斉に上がりますのでランディングも一斉です。 初日はコンディションが
良く、作業時間内いっぱいに飛びますので、数機が同時に進入してきます。
接触する機体が無かったのが不思議なくらいです。

1日目は1〜4ラウンドと5ラウンド目の2グループ目までのスケジュールを
こなしました。

夜は宿で食事会です。 「F3J日本選手権様御席」と書いてあるのですが、
「F三丁目....」と見えませんか?


宴席では、委員やチーム事にステージ上に上がって、選手紹介などが行わ
れました。 画像はジャッジを行ってくれている委員の皆さんです。 木村も
壇上に上がり、しっかりと紹介されてしまいました。


各テーブルでは...盛り上がってますね〜。

一夜明けて10/3。  御覧の通りの雨模様です。 時折強く降るいわゆる
「本降り」です。 機体や送信機の雨対策、ランナーの足場、機体をホール
ドする人の足場も弛んで大変です。 ランチ直前までテンションを貯めてい
ますので、作業開始前に滑ってラインから出てしまったら大変です。


ガスっている中、リリースされた機体。 我が赤城チーム、濱田さんの
Starlight3000です。 ホルダーは浅野さんです。


雨の中では水滴が水平尾翼に付いて重心位置が狂ってしまいます。 
そんな中でも低い雲に吸わせ、僅かなサーマルも逃さずに10分近いフライト
をこなしていました。 ランディングも濡れた草で滑って定点を通り越したり、
定点にたどり着かなかったりと難しそうでした。


我が赤城チームの駐機スペースです。
テントに張られたロープを巧みに使って、狭いスペースにメンバーの機体を
収容します。 雨が降っても競技が行われるグライダーならではのアイデア
です。

赤城チームでは予選中は60号の索を3ラウンド事に新品に交換、決勝は
40号を使いました。 ラインは細い方が抵抗が少なかったり、テンションが
良く掛かったりして良いのですが、予選では万が一でも切れると大変な事に
なります。そんなことで赤城チームは太い60号の索を使ったのですが、こち
らのチームでは、細い35号の索を1ランチ毎に交換していました。 使用済
みの索が所狭しと列んでいました。

決勝の渋いコンディションを見事乗り切り、1位をGETしたのは岡本さんでした。
感極まったのか雨が入ったのか目には光ものが...


入賞者の皆さんです。
優秀 岡本さん(中央)
2位 栗田さん(左)
3位 坂井さん(右)
おめでとうございました。

我が赤城チームも2名を決勝に進めることが出来ました。 
ランナー冥利につきました。

木村が着けていたゼツケンと名札です。 二日目、雨の中を走り回ったので、
ゼッケンも名札もどろどろになってしまいました。


加納さんにいただいた画像です。
左から1日目の朝、二日目の朝、二日目の昼頃です。 木村の「くたびれ」具合
が良く解りますね。 引く時の重さは引き始めと終わり頃で違いますが、最後は
2トントラックを押して動かすくらいの抵抗を感じます。 それを予選の6ラウンド
+決勝の2ラウンド、リランチも含めて25投ほど引いた訳です。
一日で足が異様に太く、逆に顔は痩けてきています。 パイロットこの状態でフラ
イトもこなさなければならないので大変です。


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