第28回東京サーマル大会 2005.05.15


2005.05.15上里模型グライダー場で行われた「第28回東京
サーマル大会」に参加してきました。 天気予報では曇りで弱風
とのことでしたが、前線が早く通過したためか、にわか雨に雷、
虹が出たと思えば強風が吹き荒れると言った大荒れの天気とな
りました。 そんな中、エルロンクラス、ラダークラス、2Mクラスの
競技が行われ、目まぐるしく変わるコンディションも物ともしない、
でも和気藹々と競技が行われました。


現地に着いたらいきなり雨が降り始めました。 とりあえず雨待ち
です。


雨が上がったので機体を組んだ所にまた雨が降ってきました。
木村のピットではレジャーシートで雨よけです。


タープの下には数機の機体が雨宿りをしていました。 


午前10時をすぎてようやく開会式が出来る様になりました。 
時間が押しているので、ルール説明もそこそこに競技開始です。

まずはエルロンクラスからの競技がスタートしました。 このクラス
の参加機のほとんどがF3B機かF3J機です。 50号の曳航策に
フルテンションを掛けて機体をリリースします。 何度見ても迫力
満点です。 自分で飛ばしてても見とれます。


フライトが安定してきたところで定点に移動します。 ベルトのあ
たりを助手が掴んで定点までの移動をサポートします。 選手は
結構たいへんです。 歩くのに集中力を持って行かれるので、フ
ライトがおろそかになりがちです。


定点への着陸はこのように「刺して」行います。 普通にランディ
ングさせると滑って精度が落ちてしまうからです。

続いてラダークラスの競技です。 このころは天気も回復して青
空となりサーマルも良くでていました。 画像の機体はF3B機の
と思われる胴体に、リブ組の主翼を組み合わせたハイブリッドな
ラダー機です。




こちらは道山さんの自作機です。 ハンドランチグライダーをその
まま大きくしたようなデザインで、翼長3メートルを超すサイズなが
ら1200g台と超計量な機体です。


軽いだけではなく、主翼のジョイント部分は角カーボンのカンザシ
にバラストチューブまで装備されています。


光に透けるリブが美しいですね。 飛行性能だけではなく、見た目
の美しさがあるのがこのクラスですね。

2Mクラスの発航です。 このクラスは様々です。 画像の軽サー
マル機にシャーレ機にフックを付けたHLGまで登場します。 一番
取っつき易いクラスです。


スターリンのローパスです。

2時を過ぎた頃から風が(もの凄く)強くなってきました。 木村の
Radina2Mがホバリングするほどです。


この風でリブ組の機体がランチ順を待っている時に風にあおられ
てカンザシ受けが壊れてしまいました。


シャーレ翼の機体でさえ曳航で大爆発...。 スパーがバッキリ
逝っちゃってます。

エルロンクラス、ラダークラス、2Mクラスの上位2名によってフライ
オフが行われます。 風が強い事もあって、全員がF3B機をチョイ
スしています。


フライオフをダントツで勝ち抜いて総合優勝に輝いたのは小太刀
さん。 総合優勝の小太刀さんには、ラジコン技術からクリスタル
カップが贈られました。


エルロンクラスの優勝は小川さん。


ラダークラスの優勝は大高さん。


2Mクラスの優勝は飯島さんでした。
皆さん、おめでとうございます。


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