全日本F3K大会2005第2戦 2005.07.24


2005.07.24上里模型グライダー場に於いて、全日本F3K大会2005
第2戦が開催されました。 午後になって風が出始めましたが、一日通して
まずまずの天気の中、32名の選手が熱い戦いを繰り広げました。 今回
はF3Kルールの内、タスクH,F,K,Nを予選に、タスクCを決勝に当てて
競技を行い、4ラウンドまでの上位8名によって決勝戦が行われました。


開会式の模様です。
今回の主催である「ステッペンボルフ」の道山さんからルール説明
と飛行禁止エリアなどの説明がありました。

競技の開始です。
R1はタスクH、30秒からスタートして、15秒刻刻みに飛行時間を
伸ばして行くルールです。 この手のタスクはいきなりフルランチを
要求されませんので、ウォーミングアップの出来るタスクです。


続いてのR2はタスクFです。 前に投げたタイムより、少なくとも
1秒は長く飛ばさないとポイントになりません。 コンディションを見
極めて、最初から飛ばしていくかのかキザんで行くのかを決めま
す。 その見極めこそが高ポイント獲得の鍵です。


R3は3分マックスの滞空勝負です。 今日の上里の浮きどころは
上の方にあったらしく、高いランチが有利に働きました。 また、
この頃から3〜5m/s程度の風が出始めたので、場所取りも重要
なポイントとなりました。

最近はこのようにフルブレーキでハンドキャッチラインに乗せてくる
のが流行です。 今回の様なマルチタスク競技では、高度処理も
大事なファクターで、ブレーキの存在は強い味方です。


R4は1分MAXを6投して、上位のタイム5投分を計上します。
作業時間も長めにありますので1投1投大事に投げて行けばフル
MAXも簡単に取れます。 SALではもっとも差の出にくいタスクで
は無いでしょうか。

今回は、特に直貼りの自作機が増えました。  こちらは静岡チー
ムの奥川さんと石上さんの機体です。


「アド番長」と呼ばれるこの機体、エルロンバージョンの奥川さんの
機体と同じコアを使い、1段上反角と後退角を持ったラダー機に
仕上がっています。


渡辺さんの直貼り主翼。 ICE−FIREの胴体と組み合わされてい
ます。 


この様な機体もありました。 (スペックを聞き忘れました...)


京商のSwingをSAL機に改造した機体も参加しました。


飯沢さんのICE−FIREの尾翼周りです。 派手に肉抜きがされて
いますが、抜いた円の内側までもがカーボンで補強されています。
アンテナ線に太刀魚釣り用の極細ワイヤーを使うなど、すばらしい
工夫がされていました。

お昼休みのひととき、ランチ速度をスピードガンで測ってみました。
あっというまに誰が一番かのコンペになってしまいました。

本当に正しい機体スピードは測れていないとは思いますが、燃え
ました。 ちなみに、一番時計をたたき出したのは朝妻さんの131
km/h、流郷さんの121km/h、小川さんの116km/hと続き
ました。 この方々はちょっと特殊で、普通の選手で100km/h台
「ちょっと低いな〜」と思う方で90km/h台の様です。 ちなみに
木村は103km/hでした。


山田さんのEPP無尾翼SAL機「Alula」のデモフライトです。

R4までの上位8名でフライオフが行われ、タスクCが当てられまし
た。 このタスクは最後と最後の1つ前のタイムのみが計上される
最もギャンブル性の高いタスクです。
壊れた機体をそのままに予備の機体を取りに走った選手に替わっ
て、機体を片付ける向後さん。 まるでF3Jの様です。

5ラウンドの競技を勝ち抜いた今回の入賞者は

一位 小川さん
二位 上代さん
三位 小松さんでした。

おめでとうございます。


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