開会式の様子です。
日本RC模型グライダー協会会長の長谷川さんの挨拶がありました。 なんでも、
F3Jは世界的な流行なんだそうですね。
お隣は、今大会の競技委員長として尽力を尽くしてくれた櫻井さんです。 |
朝のピット風景です。
機体組み立てと動作確認が行われています。 ほとんどの選手が、メインと予備
の2機から3機体制なので、選手の人数の倍以上のざっと100機の機体が組み
立てられています。
機体組み立てが終われば索や曳航道具の設置と朝から大忙しです。 8時に
受付が開始されますが、7時には既にこの状態でした。 |
11月4日 午前9時、一日目の競技がスタートしました。
一日目は午前は晴天で、湿度は高めながらサーマルも良く出ていました。
風速も2メートル前後と絶好のサーマル日和です。 でも、こうなるとF3J競技
としては逆に大変になってきます。
F3J競技は一回の競技全体の時間、10分間にどれだけ空中に浮いていて、
決められた指定点に近く着陸した者の勝ちとなりますので、いち早く索から離脱
して、一番遅く着陸しないといけません。
日本選手権だけあって、選手の皆さんは皆強者揃いですので、着陸時にはご覧
のような大渋滞となります。
また、綺麗に滑走着陸をすると、どこで止まるかが判らないので、指定点(黄色く
見えるマーカー)目指して突っ込んできます。
午前のラウンドは、点も接近戦で、グループ内の成績差が1割ありませんでした。
午後になると太陽が隠れてしまい、とたんに渋いコンディションとなりました。
風は相変わらず2メートル前後とありましたので、ランナーには助かります。
ランナーは機体が上がった後にも仕事がたくさんあります。
パラシュートの回収は速やかに行わなければなりませんし、前の選手の使った
索の回収に次の選手の索の展開などを作業時間内に済まさなければなりま
せん。
これに脱索や索切れ、リランチなどがあると、もうテンヤワンヤの大騒ぎです。
1回のランチで最低でも150メートルを1往復しないといけませんので、運動量
も半端ではありません。
一日目は3ラウンドまでの全グループと、4ラウンドの2グループを消化して終了
となりました。 |
混戦の競技ですので、接触もあります。 競技の合間をぬって、応急修理をする
光景も見られました。
こちらは索がらみで索が水平尾翼に食い込んでしまいました。
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一日目の夜は宿となった埼玉グランドホテルで大宴会となりました。
乾杯の音頭はゼッケン”1”番の野々下さんです。
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二日目は朝から快晴で湿度も下がりましたが、大サーマルとシンクが入り乱れた
コンディションになりました。 前の組がほぼ全員MAXに近いのに、次の組は
まるで飛べない様な状態でした。
渋いコンディションでは、低空での接近戦も見られました。 機体はTSUNAMI
とGraphite2です。
今回の大会は、SupraやShadow、PikePerfectといったF3J専用に開発された
大柄な機体も多く飛んでいましたが、最後には手に馴染んだ通常サイズの機体
が残ったようです。
今後に期待です。
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6ラウンドの予選を行い、一番悪い成績を捨てた上位8名が決勝へとコマを進め
ました。
決勝進出を決めたのは、吉田さん、小洞さん、岡本さん、大高さん、坂井さん、
道山さん、岩田さん、河合さんでした。
決勝は作業時間15分の競技を3ラウンドで争われました。 時間が午後2時を
過ぎていましたので、だんだん条件が悪くなってきていて、1ラウンドはリランチ
続出で8分程度のフライトでしたが、2ラウンド、3ラウンドでは15分飛びきるなど
波乱に満ちた決勝になりました。
(画像をクリックすると拡大画像をご覧になれます。)
決勝を征し、優勝したのは大高さん(中央)
二位、岩田さん(左)
三位、小洞さん(右)
でした。
皆さん、おめでとうございます。
上位入賞の機体は、岩田さんがSupraでF3J専用設計の機体の他は、大高さん
も小洞さんも通常サイズの軽量バージョンの機体を使用していました。
小洞さんは以外にもF3J初参加、しかも借り物のGraphite2でこの成績、恐れ
入ります。
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今回チーム「上里しもつかれ」のメンバーです。 サポートしてくれた皆さんの
おかげあって、楽しくトラブルの無い選手権となりました。
ランナーとして頑張ってくれた高校生サポートの皆さん。
特に、「チーム上里」の専属ランナーとして頑張ってくれた森くん(左から2番目)
小久保くん(中央)、吉田くん(右から2番目)、素晴らしい曳航をありがとうござ
いました。
競技役員の皆さんです。
ジャッジや送信機管理、競技進行、お疲れ様でした。 |