古川喜平メモリアル 第31回全日本東京サーマル・ソアリング大会2008.05.11


2008.05.11 上里グライダー場において開催された東京サーマルソアリング
大会に参加してきました。 あいにく、午前は冷たい雨が本降りでしたが、予報を
信じて雨が上がってからの競技開始となりました。 この大会ではエルロン級、ラダ
ー級、2M級の3種類の競技が行われます。



開会式の様子です。
雨が上がるのを待ってからの開会となったため、開会式はお昼過ぎとなってしまい
ました。

開会の挨拶をするのは前日のF3K上里カップ2008の第一戦に引き続き、連ちゃん
で競技委員長を務める道山さんです。


ピットには色々な種類の機体が並びました。

競技はエルロン級から行われました。
エルロン級はほとんどがF3B機かF3J機ですが、中には古いF3B機を引っ張り出
して飛ばす選手もいます。



競技はF3B競技のタスクAに準じたルールで行われます。
10分間の滞空競技に定点のボーナスが付きます。 雨上がりのフィールドは鳥の
群れが虫を追って群がる様子がそこココに見られるほどのコンディションでした。

10分MAXは当たり前の状態で、1秒、1メートルを争う混戦となりました。

続いてラダー級の競技が行われました。
ラダー級は、エルロンを持たなければ何でもOKなカテゴリーで、HLGサイズや更に
小さな機体から、翼長3メートルを超える機体まであり、さらに、構造もオーソドックス
な物からシャーレ翼と多彩です。


低い高度のサーマルを捕らえて旋回する「北京オリンピック?」です。


古典的なリブ組ラダー機は透けるフイルムや上反角で美しいです。


こちらは壊れたF3J機のSupraを改装してラダー機とした物です。


プランクを持たない主翼と実機の様なデザインの尾翼周りが綺麗な一機です。


ハンドランチサイズの可愛い機体ですが、ウインチにも負けていませんでした。

次は2Mクラスです。
このクラスはMiniGraphiteが多く見られます。


この機体の様に、F3B機の外翼を繋ぎ合わせる手法で半自作した機体もありました。


シャーレで作られたDボックスにリブ組フイルム貼りのTonyです。
主翼に光が透けて綺麗ですね。


サーボトラブルでかなりの高度から河原に墜落してしまった西村さんのMiniGraph
iteですが奇跡的に無傷で回収されました。

2ラウンドを終了したエルロン級の成績表です。
19位までが1900/2000点台と混戦となりました。

各クラス上位入賞者によるフライオフが行われました。


フライオフでは15分MAXとなります。 夕方になり15分MAXは難しいだろうと誰も
が考えていました。
ですが、ここでもサーマルが味方に付き、ほとんどの選手が15分を飛びきり、秒単
位の細かなフライト時間と定点で勝敗が決まりました。

エルロン級の入賞の皆さん
一位 大高さん(中央)
二位 新井さん(左)
三位 吉田さん(右)

大高さんはフライオフでも見事に優勝され、
総合優勝のカップもその手中に収めました。



ラダー級の入賞の皆さん
一位 斉藤さん(中央)
二位 吉田さん(左)
三位 辻さん(右)


2M級の入賞の皆さん
一位 遠藤さん(中央)
二位 仲村さん(左)
三位 池さん(右)

皆さん、おめでとうございます。

表彰式の後に行われた抽選会でHiTECのキャップをいただきました。


塩沢さんの新作?機です。
ぱっと見には色鮮やかCrossFireに見えますが...


翼端にはギガフラップが奢られカールアップが有りません...


主翼裏面はのっぺらぼう。
サーボは埋め込み式になっているようです...。


のっぺらぼうの正体はコレ。 RDSです。


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