F3K上里カップ2009春季大会 2009.05.16



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2009.05.16上里グライダー場に於いて F3K上里カップ2009春季大会が開催
されました。 曇天微風で、昼過ぎには小雨もぱらつく渋いコンディションではありま
したが、38名と多くの参加者を迎えて、にぎやかに競技会が行われました。



開会式の様子です。
岩田会長の挨拶と実施するタスクの説明がありました。 今回実施した3つのタスク、タスクC、タスクD
は慣れているので良いかと思いますが、慣れないタスクHの説明を念入りに行いました。

今回は初参加の方も多く、飛び入りも含めて37名の参加がありました。

先ずはタスクCから競技スタートです。

タスクCはスタートの合図で全員同時にランチして、3分MAXの滞空を競う競技です。 サーマルに
巡り会わず早めに降りてしまった選手とサーマルを掴んでMAXを取った選手との点差が大きく開く
競技です。  上里は空域が広いので、前半分と後ろ半分で条件が全く違う何てことはざらです。

赤いコーンで仕切った70メートル×150メートルの何処の位置に陣取るか、それで決まる場合もある
んです。


続いてタスクDを行いました。

タスクDは30秒のフライトから始まり、その後15秒ずつフライト時間を延ばして行くタスクです。
無駄なフライト時間を取らずに、降りた機体をいかに速くランチするかも重要になります。

飛んでいる機体の翼端を掴んでそのままランチするも良し、自分の直ぐ右(右効きの場合)に降ろすの
も良しです。

上の写真はSALpeterをキャッチする小松さんです。 SALpeterはAsprinの後継機だそうです。
サルピーターと発音します。 ドイツ語圏なら現地ではサルペーテルとかサルペーターとか言われて
いるんでしょうか...


1分30秒の課題までは今時の機体ははっきりとしたサーマルを取らなくても達成出来ますが、それ以
上の秒数はサーマル無しではまず無理でしょう。 今回は2分の課題を達成した選手も出てきました。

フライト時間のロスを無しとして計算しても一投あたり5秒しか猶予がありませんし、リランチはダメです。


最後にタスクHを実施しました。

4分、3分、2分、1分の目標タイムを達成するタスクですが、解釈が難しく、以前はあまり実施されなか
ったタスクです。
目標タイムはタスクDのように順番に実施する必要は無く、4分MAX、3分MAX、2分MAX、1分MAX
の耐空競技を10分の作業時間内に順不同で行うと考えていただければ良いかと思います。

上の写真はBlasterです。 今大会では直貼り機、シャーレ翼機でしめましたが、シャーレ翼ではBlast
erユーザーが圧倒的でした。




各目標タイムのMAXを飛んだ後の無駄なフライト時間はマイナスです。 4分近く飛んだ場合、サーマ
ルに乗って高々度まで上がる事も有りますが、時間配分を考えて無理なく降ろせる高度まで事前に持
ってきておく事が大事です。

←ショートムービーがあります(YouTubeにリンク)



こちらはMojo工房のVooDooです。 木村を始め、宇都宮チームが数機持ち込んでいました。


Asprin等と似たコンセプトで作られた「アイゼン」(呼び方が色々有るようです)です。
メカ類にはノーズの下部のハッチからアクセス、水平尾翼はフライングテールです。


ブームは幅広の楕円タイプで上下方向には柔らかいです。 風の強弱さを気にせず飛ばせるそうです。


佐藤さんの直貼りラダー機三兄弟です。 軽そうな機体ですね。


ブレーキが無いので、F3K競技には辛そうですが、ランチ高度も浮きも目を引いていました。


長万部航空機の新作? ハイマウント翼の機体です。 水平尾翼は十字タイプになっていました。


木村の今回のお供はMajo−VooDooです。 ランチは良い具合に上がってくれていました。
ただ、まだ飛ばし込み不足で、着陸点を見誤ってオーバーランを何回かやらかしてしまいました。

今回の入賞者に送られるメダルと楯です。 楯は柳沢さん製作のサンドブラスト仕様です。


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上位入賞の皆さんです。 最後まで数点を争うデッドヒートでした。

左から
一位 朝妻さん
二位 伊藤さん
三位 金古さん

四位 小松さん、五位 荒井さん、六位 小川さん

おめでとうございました。


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今回設置された55歳以上の選手に贈られるシニア枠
一位 小川さん
二位 上代さん
三位 小洞さん

おめでとうございました。

成績表 (PDFファイル)

参加賞として、地元特産の朝もぎのキュウリが二人で一箱の割合で配られました。
早速いただきましたが、美味しかったです。


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