古川喜平メモリアル 第33回全日本東京サーマル・ソアリング大会 10.05.16



開会式の様子です。 今回で33回目となる「東京サーマル大会」ですが、30名弱の選手が集まりました。
ステッペンボルフの主催で開催される本大会、実はきむらクラフト第一発目のレポート記事も「東京サーマル大会」でした。
最初の記事は「見学」でした。


最初の競技はエルロン級からです。 この競技はエルロンが付いていれば基本、何でもOKなクラスで、風が穏やかな
らばF3J機、風が強くなってきたらF3B機をチョイスする選手が多いです。

極端な話し、2Mクラスの競技機を持ってくれば2M級とエルロン級の2クラスにエントリーが出来ます。

朝一、この競技の開始直後は条件がとても良くて、2グループまではほぼ全員がMAX、定点勝負となりました。



その後、条件がコロコロと変わり初め、3グループ目以降はMAXを取る選手が居る半面、5分前後のフライトで終わって
しまう選手もいました。



条件が悪いとき、地表付近の風がとても悪くなって、ショートする選手も多く見られました。

風は序々に強くなり、地表近くは3〜5m/s、上空は更に風が強そうです。


2機並んだF3J機「ハイエンド」です。  ノーズが細長く、とても抵抗が少なそうです。



リベレのセミスケール機です。 古い機体とのことですが、アメリカ製のキットからの製作だそうです。
上反角から見て取れますが、ラダー機です。


ドレラ博士設計の「バブルダンサー」です。 AVAの原型でしょうか。


人だかりが出来ていると思えば、本日納入のスケール機のお披露目でした。
スパン5.3メートルのASW22です。

大きいです。 全部でサーボが11個乗るそうです。 トーイング用のサーボも付ければ12個?



木村のXplorerです。 カーボンのキャノピーが熱くなるので、尾翼カバーを被せています。  午前のラウンドでは風に
翻弄されてまともに飛ばせなかったので、午後のラウンドでは650gのバラストを積んで良いタイムが出ました。

今日は他に2機のXplorerがエントリーしていました。


ラダー級の発航です。 主翼を労りながらチョンチョンとウインチを操作していきます。


バブルダンサーは結構丈夫な主翼を持っていました。 右の機体はとてもよく似たAVAです。



発航で大きく主翼をしならせるのでお馴染みになったアキーラです。




ナツメグ2ですね。 唯一?ウインチ曳航出来る国産キット機です。 この機体ならラダー級と2M級にエントリーが可能
です。


ラダー級にエントリーのリベレのスケール機です。 キャノピーが開いてしまってブレーキになってしまっています。
この後緊急着陸しました。


大きなHLGの様なグランドイリュージョンです。

2M級は、ほぼミニグラファイトのワンメークの様になっています。
以前流行ったRadina2Mは見かけなくなりました。


ダッセルは健在です。


Tonyです。 高高度を飛んでいるのを望遠で撮りましたが、フイルムが透けて綺麗です。

各クラスの成績優秀者、上位8名でフライオフが行われました。 コチラは15分MAXの一本勝負です。


Xplorerの発航です。 木村の機体以外はクロステールでした。


太陽も傾き始めて影も長くなってきました。 さすがに15分飛ぶのは難しいと見えて、12分台が最長タイムでした。


表彰式の様子です。 入賞者には彫刻が施されたグラスが贈られました。





表彰式の後に抽選会がありました。 JR、ハイテックから提供された賞品が当たります。

木村はJRのフライトショーのDVDをゲットしました。 ハンドランチのデモもあります。


エルロン級の入賞者の皆さん
一位 小洞さん(左)
二位 五百部さん(中)
三位 大高さん(右)



2M級の入賞者の皆さん
一位 児山さん(左)
二位 濱田さん(中)
三位 斉藤さん(右)


ラダー級の入賞者の皆さん
一位 荒井さん(左)
二位 金子さん(中)
三位 吉田さん(右)


フライオフの勝者は大高さんでした。

入賞の皆さん、おめでとうございます。


飛行機雲を見つけたので最大望遠で撮ってみたら、ジャンボが写ってました。


ノーコンで垂直降下、連続宙返り、背面飛行を披露した後、河原へ落ちた機体をようやく回収する事ができました。
なんと機体はほぼ無傷。 何という幸運なんでしょう。


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