平成26年度F3J日本選手権 2014.5.17〜18


 
2014.05.17〜18の二日間、上里模型グライダー場において平成26年度F3J日本選手権が開催
されました。 一日目は午後からの強風の為3ラウンドで終了、二日目の3ラウンドと合わせて6ラウンド
での予選、3ラウンドの決勝と進みました。



開会式の様子です。 競技委員長の宮川さんからの挨拶と競技上の注意事項のアナウンスがありました。
黄色いベストがなければ北関東サーマル大会と見分けがつかないかも...

この時点では風は3〜5m/s程度で時折強めの風が吹く物の、この位はいつもの事です。


 

早速競技が開始されました。 選手は25名で例年なら7レーンから8レーンで4グループの構成のなのですが、3月まで
工事をしていた部分の足下が不完全なため、5レーン、5グループでの競技となります。

選手としては一番緊張する同時発航の機体数が減って助かりました。



今回の曳航デバイスはリターンプーリーまで100mのショートウインチです。 皆さん随分慣れてきて来ていて、短い
曳航索にも関わらず高い発航でした。

強めの風も相まって、波乱のない発航が続きました。




日本南岸に前線が停滞していた影響で、この時期にしては珍しい北西の風。  空気がとても乾いていているので
赤城山の新緑が綺麗に見えています。




時間が進むにつれ風が強くなってきて、F3B機を投入する選手もでてきました。


 




ランディングも一苦労。



強風下でのランチは機体が真っ直ぐ進むので思いの外楽でした。 
100メートルウインチのおかげでリトリブ、楽させてもらいました。



午後最初の第3ラウンドは強風ながらもなんとか消化、4ラウンド目に入りましたが、第1グループの競技の様子から
余りの風に風待ちとなりました。

風速計はMAXで12.6m/sを記録しています。



駐機はエルロンを跳ね上げたり重りを乗せたりと強風対策。 機体は無事でしたが、細かい砂埃で黒いはずの機体も
真っ白になりました。



巨匠二人で変身! (何に!?)



開けて18日は競技開始を繰り上げて8時30分からのスタートです。  一日を通して3m/s程度の風と日照でサーマル
も...と思いきや、前日と同様北西の風で流れて来るウエーブに乗り切れないとリランチになるような渋いコンディション
でした。



綺麗なそらではありますが、まるで冬の雲です。





それでも良いときに当たったグループはF3Jらしい同時着陸となりました。












気温が上がったせいで吹き込みによって時折背風になります。 背風でのランディングにウインチレーンを超えての
アプローチです。




2014年度F3J日本選手権予選合計
順位 Z# NAME R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 Pena 予選合計 (Minカット) 切捨P
1 1 濱田 博文 999.4 998.5 1000 998.8 1000 765.7 0 0 0 5762.4 4996.7 765.7
2 11 吉田 正秀 997.8 638.3 1000 996.5 1000 1000 0 0 0 5632.6 4994.3 638.3
3 24 大高 均 998 1000 995.2 1000 741.2 1000 0 0 0 5734.4 4993.2 741.2
4 5 木村 正明 994.4 975.2 1000 993.7 1000 982.3 0 0 0 5945.6 4970.4 975.2
5 9 小川 仁 986.3 1000 906.4 976.1 998.1 990.9 0 0 0 5857.8 4951.4 906.4
6 15 菅原 壽 1000 992.1 1000 661 973.8 977.8 0 0 0 5604.7 4943.7 661
7 22 川村 周司 835.2 1000 924.4 998 1000 999.6 0 0 0 5757.2 4922 835.2
8 14 青木 健児 1000 999.9 1000 995.4 627.2 863.7 0 0 0 5486.2 4859 627.2
9 12 鈴木 康啓 1000 1000 967.8 999.4 849.6 812.9 0 0 0 5629.7 4816.8 812.9
10 7 児山 修造 818.3 439.9 976.8 981.8 995.4 994.8 0 0 0 5207 4767.1 439.9
11 16 篠原 英彰 1000 982.7 377 711.5 990.7 999 0 0 0 5060.9 4683.9 377
12 25 長野 佳祐 651.6 482.5 982.3 991.3 1000 1000 0 0 0 5107.7 4625.2 482.5
13 21 小洞 進 683.7 895 907.7 993.5 836.1 991.6 0 0 0 5307.6 4623.9 683.7
14 23 浅野 康治 1000 870.1 697.6 1000 431.7 999.6 0 0 0 4999 4567.3 431.7
15 18 秋山 清孝 809.2 860.8 900 974.6 586.3 951.4 0 0 0 5082.3 4496 586.3
16 6 中村 眞一 0 1000 674.3 1000 743.9 1000 0 0 0 4418.2 4418.2 0
17 2 天田 政浩 913.5 523.4 809.8 1000 610.5 1000 0 0 0 4857.2 4333.8 523.4
18 8 赤間 善幸 976.2 793.5 910.9 638.1 1000 596.8 0 0 0 4915.5 4318.7 596.8
19 19 堀内 恒夫 754.1 455.1 871.5 1000 894.2 591.8 0 0 0 4566.7 4111.6 455.1
20 17 星島 洋介 593.6 787.5 999.4 670.1 643.8 999.1 0 0 0 4693.5 4099.9 593.6
21 10 木川田 広 538.8 984.5 376.4 996.7 701.5 601.9 0 0 0 4199.8 3823.4 376.4
22 4 高橋 利光 972.5 908.2 653 568.1 404.1 586.2 0 0 0 4092.1 3688 404.1
23 13 佐藤 守 585 584.2 1000 339.1 827.9 538.8 0 0 0 3875 3535.9 339.1
24 20 土谷 正治 375.1 252.7 717.7 981.6 444.2 540.7 0 0 0 3312 3059.3 252.7
25 3 伊藤 哲夫 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0



6ラウンド終了で、最低点のラウンドの得点を切り捨てた順位です。 この順位の7位までが決勝3ラウンドに進みます。
なんと、木村が4位で予選通過。 6ラウンドの合計点では一番の得点でした。

想定外の事態です!
とは言え、同じチームには天田さん、濱田さん、高橋さんと世界戦メンバーも有する最強チームで、その方々のアドバイス
の元でのフライト、成績が出て当然なのかもしれません。

私のいるチーム、「上里A」では濱田さんが決勝に進みましたので、当然、機材も人材も足りません。
まさか決勝に残るとは思っていなかったのでウインチの用意もしてありませんでした。

決勝では一人1レーンが割り当てられますので、ウインチが2台、助手が3名必要です。

小洞さんにはウインチとバッテリー、児山さんにウインチ、木川田さんにバッテリーを、皆さん快く貸していただきました。
また、篠原さん、山本さん、同じチームの高橋さんが助手を引き受けてくれました。
皆さんのお力添え、涙が出るほど嬉しかったです。


(木川田さんのブログより拝借)


決勝結果2014.5.17〜18 埼玉県児玉郡上里町 上里模型グライダー場 
  Round 1 Round 2 Round 3
 順位 Z# NAME m ss.n Spot 減点 ペナルティ 素点 Point m ss.n Spot 素点 Point m ss.n Spot 素点 Point 合計
1  9 小川  仁 14 54.1 97 0 0 991.1 999.5 14 52.1 96 988.1 996.1 14 52.1 99 991.1 1000 2995.6
2  22 川村 周司 14 52.4 99 0 0 991.4 999.8 14 51.4 100 991.4 999.4 14 52.3 90 982.3 991.1 2990.3
3  1 濱田 博文 14 53.2 96 0 0 989.2 997.6 14 53.2 97 990.2 998.2 9 29.9 97 666.9 672.9 2668.7
4  15 菅原  壽 14 7.6 90 0 0 937.6 945.5 13 5.2 96 881.2 888.3 10 34.9 96 730.9 737.5 2571.3
5  11 吉田 正秀 14 51.1 97 0 0 988.1 996.5 14 54 98 992 1000 6 18 99 477 481.3 2477.8
6  24 大高  均 14 52.6 99 0 0 991.6 1000 14 54.7 94 988.7 996.7 5 35.8 97 432.8 436.7 2433.4
7  5 木村 正明 14 55.8 0 30 0 865.8 873.1 14 41.2 90 971.2 979 7 39.4 80 539.4 544.2 2396.3

結果はご覧の通り。

1ラウンド目は取りこぼしからリランチ必至の高度から持ち直して15分飛びきった物の、定点の混戦にびびって
まさかのタイムオーバー。 ペナルティーと定点の得点が取れませんでした。
2ラウンド目はまあまあの所。 3ラウンド目はウエーブに乗り切れなくてリランチ、7分のフライトとなってしまいました。

今回は自分が決勝に進んでしまったために写真がありません。 あしからずご了承下さい。


 

閉会式の様子です。 JRGA会長の長谷川さんもお見えになって、お話をいただきました。



第一位 小川さん
第二位 川村さん
第三位 濱田さん

天田さん製作の表彰台(収納ケースにもなります)で説明が楽になりました。

 

機体のラインアップは多いのはやはりXplorerとSupraです。



新しい所でPikePerfectionです。



純国産機、マングース。  当時の常勝機コブラを喰らうと名付けられたって昔に聞いたような....


 
MAXAも数機来ていました。



大会を支えて下さった役員の皆さん。  ありがとうございました。
 


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