秋の東北サーマル大会 2014.11.02


2014.11.02 宮城県は石巻市近くにある鳴瀬ソアリングクラブ 飛行場で行われた
「秋の東北サーマル大会」に遠征してきました。 ミニクラス(ハンドランチ)とオープン
クラスの2クラスの競技が行われました。



前日の11月1日、午後に群馬出発、雨の高速を400km、約五時間かけて石巻までやってきました。(写真は途中のPAです。)

長野さん宅で思わぬ歓迎、おもてなしを受けて、移動の疲労も難のその、日付が変わる頃まで盛り上がってしまいました。
特に、「長野家風、石巻芋煮」が美味で、食べながらこっそり自宅へ具材や味情報を送信した程です。


 

ちょっと二日酔いの状態で入った7時30分頃の飛行場。 視界50メートルの濃霧です。

この時期としては16℃と高い気温で寒くはありません。  群馬の私の家の近辺ではめったに見られない幻想的な光景に
見とれていました。



皆さん既に機体の準備も万全、霧待ち状態です。


 
 
開会式の様子です。 東北メンバーに加えて関東から5名がエントリーしています。

競技はミニクラスとオープンですが、ミニクラスのエントリーが13名、オープンクラスのエントリーが17名とハンドランチだけ、
オープンだけでも楽しめる競技会になっています。

私はオープンとミニクラス、両方にエントリーしました。 状況が判らなかったのでハンドランチは無難にBlaster3SCを、オープン
はXplorer1号機を持って行きました。


 
中々霧が晴れず、でも視界が100メートル程度まで回復してきたのでミニクラスの競技から始まりました。  競技内容はF3K
のタスクC、いわゆる同時投げです。

作業時間は特に設けず、同時投げ4投を1ラウンドとして2ラウンドを先ず行い、天候の回復を待ちました。 先行2ラウンドは
ほぼ無風でサーマルが希薄です。
私は低空で弱いサーマルを拾って、4本中3本MAXが取れました。 かなり神経を使います。





ELFでのエントリーもありました。 とても渋い条件なので、ELFでも戦えます。



豪快な長野さんのランチ。



ミニラスを2ラウンドやったところで天候が回復視界もクリアになったのでオープンクラスの競技が開始となりました。
競技はお馴染み、F3BのタスクAと同様の滞空です。

上里と違うところは作業時間はきっちりと決められて無くて、「概ね15分」と言う所とリランチOKと言う所です。





横から太陽の光り受けて機体が輝いて見えます。  鳴瀬の飛行場は尾島スカイポートと同様、東西に広く、正面が南に
なりますので、正午近くは正面から太陽の光が来るので眩しいです。



これまでの天候のせいか、サーマルが小さく、他は不規則なウエーブです。 



朝の霧も相まって、下地が柔らかいので良く刺さります。 飛行場の外周はススキの様な草が生えていて、その外は砂浜のような
砂の所が川の本流まで30〜50mほど続いています。

河口まで150kmの上里と違って河口まで10km程度しか無い鳴瀬では、河原は小石では無く砂なんですね。


お昼を挟んで1ラウンド目の3グループを消化したところで、ミニクラスの3ラウンド目を行いました。 この頃から風が出てきて、
更に雲行きも怪しく...

ミニクラスの3ラウンド目はノーバラのBlaster3が押し戻される位の風となりました。 ピット付近はそれほどの風では無かった
のですが、上空の風は強くてバラストを積まなかった事が悔やまれるラウンドとなりました。


また視界が50メートルほどと悪くなってしまったので、競技は全て終了となりました。 試しにJ機がランチされましたが、
50メートルほど上がった所で機体がぼやけ、ズームで完全に雲の中へと消えてしまいました。

 

14時30分頃まで様子見をしましたが、天候の回復が見込まれなかったので表彰式となりました。



ミニクラス、オープンクラスと両方の金メダルを取ったのは長野選手。 地元と言う事もあって手堅い勝利です。



オープンクラス3位には兵庫からのエントリー(前々日は群馬泊)の星島さんでした。



ミニクラス上位入賞の皆さん

一位 長野選手(中央)
二位 加藤選手(左)
三位 佐々木選手(右)


 
オープンクラス上位入賞の皆さん

一位 長野選手(中央)
二位 天田選手(左)
三位 星島選手(右)

オープンクラスは1ラウンドしか実施されなかったため、一位と二位はじゃんけんの熾烈な心理戦によって決定されました。
オープンクラスのみエントリーの方は1回飛ばしただけで終了となって残念でした。



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