2016年 F3B日本選手権 2016.10.22〜23
2016.10/22〜23 上里模型グライダー場において、2016年度F3B日本選手権が開催されました。 曇天微風と晴天強風とコンディションには恵まれませんでしたが、そんな中きっちりと得点を積んで行く トップフライヤーの皆さんに脱帽の二日間でした。 |
開会式のようすです。 40名の選手は九州、関西、関東、東北各地から集まって来ています。 こちらは役員側。 競技委員長の浅野さんから注意事項のアナウンスがありました。 細かい要項は前日の内に周知 するようにしたので、開会式はコンパクトにまとまっています。 一昨年までこちら側にJRGAの会長の長谷川さんがいらっしゃいましたが、現会長は選手側にいます。 タスクBの計測システムが完成したので、役員の人数もコンパクトになっています。 競技は1ラウンド タスクA→B→C 2ラウンド タスクC→B→A 3ラウンド タスクA→B→C の順に進行します。 |
一日目の一発目はタスクAです。 タスクAでは木村はリターン監視なので、写真を撮る余裕が少しはありました。 リターンから撮った発航風景です。 風は西よりで1m/s前後で無風に近く、曳航に覇気がありません。 リターンあたりにいると、索が風を切る音が ビュービューと聞こえるものなのですが、ほぼ無音で上がって行きます。 強いサーマルが無いので、低速が苦手なF3B機をコケないように回すのがキモのようです。 時間の早い1グループ目や2グループ目は7分台、8分台のフライトがほとんどでしたが、3グループ以降は気温も 上がってきて、10分飛びきる条件になってきました。 自宅を出た6時台は11℃しかありませんでしたから。 写真は飛んで、一日目の最終、第2ラウンドのタスクCです。 午後2時過ぎ頃は風向きがころころと変わり、ウインチ を東西両面に展開して、どちらから発航しても良いようにしています。 やはり風が弱く、高度が取れません。 最速でも17秒台止まりです。 一日目、気温が低くとても寒く感じていましたが、この方だけは別のようです。 選手の皆さんの中には、ちらほら半袖Tシャツの方がいらっしゃいましたが.... ジャッジはダウンやマウンテンパーカーを着込んでなお震えている始末でした。 |
二日目のタスクAです。 11時頃ですが、気温も上がって雲も切れて良いコンディション...と言いたいところですが 風がもの凄く強くなっています。 この時点で平均6m/s程度の風があったように思います。 機体は風に向かってホバリングか切り離されたウェーブに乗って風下に流す事しか出来ません。 1グループだけ10分飛びきる状態がありましたが、他は良くて8分のフライトです。 リトリブ担当はリランチに備えて待機を強いられます。 予報ではここまで風が強くなるとは無かったので、大きな号数 の索が用意してなかったり、回収途中の索が曳航中の索に乗っての索切れが続出しました。 着陸も風にあおられてランディングも大変です。 真横になった吹き流しが風の強さを物語ります。 |
二日目のタスクBです。 更に風が強くなってきています。 平均で8m/s程、最高で瞬間13m/sを記録しました。 F3KやF3Jでは中止になる風ですが、F3Bは15m/s までOKです。 今回は発航宣言は5色の旗を揚げてフィールドマネージャーに発航をアピールする形を取りました。 新システムが導入されて、今まではA面ジャッジ5名、B面ジャッジ5名、4分計測5名、カウンター係5名、リターン1名 と必要だった所をA面ジャッジ5名、B面ジャッジ5名、本部1名、リターン1名で済むようになりました。 同時に飛行する機体を見間違わないように、棒で機体を追って、ゲージを通過する毎にブザーを鳴らします。 今回 のシステムはそのブザーをカウントしてラップ数を算出しています。 また、各ラップのタイムをプリントアウトする事も可能です。 5つの音色のブザーと大時計の上に列べた5色のLEDを点灯させて、選手と助手にケージ通過をアピールします。 強い風の中、ラップ数も伸びて、今大会最高の21ラップも第3ラウンド目に出ています。 16時を少し回った所で、波乱の第3ラウンド目のタスクCが終了して、全ての競技が終了しました。 |
表彰式の様子です。 選手権者に輝いたのは、「さすが」の一言が思わず出てしまう、櫻井選手でした。 ダウンを着込む競技委員長の浅野さんと、半袖短パンの櫻井選手の対比が面白いです。 選手権者 櫻井選手 第二位 川村選手 第三位 大塚選手 第四位 小洞選手 第五位 坂井選手 第六位 青木選手 みなさん、おめでとうございます。 成績表(PDFファイル) 間違い探し...この中に一つ間違いがあります...。 夕暮れの中、選手、役員全員で記念撮影を行いました。 |