古川喜平メモリアル 第40回全日本東京サーマル・ソアリング大会 2017.05.28



2017.05.28 上里模型グライダー場において、古川喜平メモリアル 第40回全日本東京サーマル・ソアリング大会
が開催されました。 ラダー級、エルロン級、2M級の3クラスに40名の選手がが集い、エルロンクラス6グループ、
2Mクラス5グループ、ラダークラス3グループの大盛況の大会になりました。

一日を通して乾いた風があり、キツい日差しの割には過ごしやすい一日でした。


 

開会式の様子です。 大会参加経験者が多いので、簡単な意識合わせ的なミーティングを行い、飛行禁止エリアの
確認などを行います。



大会のポリシーとして、ウインチ曳航初心者を優遇します。 
ウインチ曳航に慣れていない選手は、作業時間前に納得が行くまで曳航してもらって、その方が上空に上がってから
作業時間をスタートさせます。

「初めての人、手を上げて!」

雲が綺麗です。


 





競技はエルロンクラスから始めます。 競技開始あたりは北西からの弱い風が吹いていましたが、徐々に南東の風が入る様に
なりました。



ステッペヴォルフ、シーガル、上里、鳴瀬とチーム毎にウインチを列べていますが、上里チームに至っては20名ものエントリー
があり、1グループに4名も入る為に、なんと10台ものウインチを列べました。



空気の状態はとても良くて、ほぼ全員が飛びきるグループが多く、点差が開きません。



背風で上げたグループはウインチレーンからのランディングになります。 「飛行機、降りるよ〜! どいてどいて〜」


 
ラダークラス曳航集
ラダークラスの機体は曳航も絵になりますね。



アーバンXCをラダー機として製作した機体です。 リブ間にはトラスの補強が入っていました。



スープラのエルロンを潰して翼端に上反角を追加したリサイクル機。





ピメンタです。


 





ヨーロッパで流行っているRES(ラダー、エレベーター、スポイラー)カテゴリーの2M機。



サギッタです。





1981年発表のF3B機をスクラッチした機体です。 中翼スタイルで前進翼ですね。


背風の状態での曳航が多かったので、派手に主翼をしならせる光景はあまり見られませんでしたが、たまたま順風の時間
に頑張り過ぎてバラバラになってしまつた機体も...










ラダー機でも着陸は気合が入ります。





シーガルチームは個性的な機体が多いですね。



2Mクラスは相変わらずミニグラファイトでのエントリーが多いです。 息の長い機体です。

写真はありませんが他にはウラジミールモデルのスプライト、懐かしいモナーク2Mなども飛びました。



こちらは2Mクラスにエントリーしたピメンタです。 補強を入れてウインチ曳航にも耐えていました。


 
ニコイチでトリコロールカラーになっているオメガ。 裏面は完全にフランス国旗になっています。 
胴体もバッチリ補強済み。



各クラス総合で得点上位8名でフライオフを行います。 
フライオフ進出は、左から中村さん、天田さん、大塚さん、蟻坂さん、小川さん、大高さん、宮川さん、林さんです。

フライオフは15分MAXですが、17時近くなり影も長くなってきています。 オマケに風も5m/s程度出ています。

ウインチ台数にも限りがあるので、リランチに備えてリトリブ班は大忙しでした。

  

エルロンクラスの入賞者の皆さんです。
第一位 中村さん
第二位 天田さん
第三位 大塚さん




ラダークラスの入賞者の皆さんです。
第一位 大高さん
第二位 土原さん
第三位 大迫さん




2Mクラスの入賞者の皆さんです。
第一位 蟻坂さん
第二位 櫻井さん
第三位 土原さん



フライオフ優勝は大塚さんでした。 降りるの早いですよ...

入賞の皆さん、おめでとうございます。

成績表(PDFファイル)

 
 
競技終了後、Powersさん、FUTABAさん、G-Forceさん、Hitecさん協賛の大抽選会が行われました。



目玉の充電器は生天目さんの手に。



木村もフタバのキャップを引き当てました。



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