平成29年度 F3K日本選手権 2017.11.11〜12


 
2017.11.11〜12 上里模型グライダー場において、平成29年度F3K日本選手権が開催されました。
一週間前から公開されていた天気予報では、ずっと雨、傘マークの予報が出されていましたが、雨の中の大会は免れる事が
できました。

朝方はパラパラと雨粒が飛んでくることもありましたが、濡れるような雨ではありませんでした。
写真は競技前の準備の様子ですが、遠くに虹が架かっていました。


今回、木村はジャッジとしてずっとフィールドに立ってたため、競技中の写真を撮ることが出来ませんでした。
あしからずご了承下さいませ。



選手ミーティングの様子です。 開会式や細かい周知は前日、11.10に行われているので、簡単な周知のみとなります。

この時間までは、風は3m/s程度でしたが、競技を開始した8時過ぎ頃から風が強くなり始めました。 本部に据え付け
られた、ちょっと高級な風速計は7m/s前後を示しています。



競技はタスクDから始まりました。 ほとんどの選手の機体には、既に100g近いバラストが搭載されています。

タスクD、15秒増しのタスクでは、通常のコンディションではフルマークの選手がほとんどで、点差が付きにくいタスクですが、
強風の為、1分30秒のトライにも手こずってしまいます。

3ラウンド目あたりで、時折10m/sを超えるような風が吹き始め、着陸で機体を破損する選手が出て来ました。
2度ほど、風待ちの中断を挟みながらも3ラウンド目は消化する事が出来ました。

4ラウンド目に入った頃には更に風が強く、1分を飛ぶのに苦労する状態になり、1グループ目でやり直し中断となり、
早めの昼食タイムとなりました。

砂埃と風でお弁当を飛ばされそうになりながら昼食を取りましたが、その頃の最大風速は15m/sを超えて、本部の
大時計とスピーカースタンドが一回ずつ、風に持って行かれました。

昼食後、14時まで様子を見ましたが、状況が改善する気配が無かったので、一日目は終了となりました。



二日目の朝、赤城山や浅間山の山頂付近はうっすらと雪化粧をしていました。



練習風景です。 この時点では風は3m/s程度で、サーマルはまだ出ていませんが、良いコンディションです。



8時より競技が開始され、昨日中断した4ラウンド目のタスクCからのスタートとなりました。  風は5m/s前後になりました
が、サーマルで風の緩急があり、各タスクでMAXも見られるようになりました。

機体は多く見られたのがフリッツ2、次いでスナイプです。 フリッツ2、スナイプを一人で使い分ける選手も多く見られました。
少数派ではSALピーター、ブレード、ブレード2、ストリームNXT等が使用されていました。
唯一、世良さんが非常に完成度の高い自作機でエントリーされていたのが目にとまりました。

いずれの機体も、100g前後の重いバラストを積むことが出来るようになっています。 自重の50%近い、もしくはそれ以上
のバラストの搭載が可能になっています。

午前中にタスクC,A,K,F,G,Iの6タスクを消化して、二日合わせて9ラウンドを行い、決勝進出者を決定しました。
決勝に駒を進めたのは、桜井選手、平本選手、栗田選手、矢頭選手、上野選手、安西選手、小川選手の7名です。


決勝戦は午後から行われ、タスクC,E,K,B,F,Iの6ラウンドで行われました。 午後になると太陽の日照も弱くなり、
MAXが難しくなってきました。
タスクE(ポーカー)では、1分の宣言が達成出来ず苦労する場面もありました。

ですが、さすがの各選手、リッジを上手く使い、好成績を積み上げて行きました。


 



表彰式の様子です。 16時にもなると日も傾き、影が長くなります。



先ずは60歳以上の成績優秀者に与えられるシルバー賞の発表がありました。 

一位、小川さん
二位 上代さん
三位 佐藤さん


皆さん、おめでとうございます。



F3K日本選手権の優勝には、

一位 平本さん
二位 上野さん
三位 桜井さん


皆さん、おめでとうございます。

ちなみに、平本さんはフリッツ2とスナイプを使い分け、上野さんはファイヤーブレード2を、桜井さんは一貫してスナイプを
使用していました。


 
ジャッジで歩きまくりました。 一日目は10000歩ちょっと、二日目は15000歩ちょっと歩きました。 
台風21号で冠水した影響で砂埃が酷かったです。 砂埃対策で終始長靴を履いていましたが、膝上もズボンを叩くと
砂埃が舞いました。



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