フリーフライト国際級大会 2018.03.25


千葉県 旭市の田んぼで開催された、フリーフライトの国際級大会を見学してきました。 前回2016年の見学以来
二度目の田んぼです。

前回の時は曇りがちな空模様でしたが、今回は青空、気温も19℃と暖かいです。 時折5m/sと強めの風が吹き
ますが、上手くサーマルに入ると遠慮なしに飛んで行くコンディションです。


 
F1C

2.5CCのグローエンジンと折りペラを備えた、ラジコングライダーで言う所のモーターグライダーな機体で争うカテゴリー
です。

ピットにはビーコンの受信機、機体を目視追跡する双眼鏡、エンジンを始動するスターターボックスなどが列べられます。



リブ組、カーボンDボックスの機体が一般敵ではありますが、画像のようなウラジミールカーボンを使った直貼りの展開翼機
も見られるようになりました。



エンジンは基本ノーマフラーなので、ピークの出ているエンジンの音はもの凄い物があります。 選手はイヤーパッドを
装着してエンジンの始動、発航を行います。



リリースされた機体はこの状態で垂直上昇していきます。



リリースから4秒後、タイマーによりエンジンカットが行われた直後です。 エンジンの排気煙を引いています。



タイマーにより展開された主翼を広げて3分のフライトです。 4分後には水平尾翼を跳ね上げるブレーキ、デサマライザー
が作動して、かっくんかっくんと降りて来ます。

今日、見学に行った11時過ぎ頃は、上空の風もサーマルも強くて、4分で2km近く風下に流された機体もありました。
サーマルに当たると機首を風上に向けますが、何も無いと、ただ風下に流されて行きます。


 
F1B

ゴム動力で上昇、プロペラを畳んだ後に滑空するカテゴリーです。
円筒状の胴体には、タイマーの他に、巻かれたゴムが納められたカートリッジが内装されています。







ゴムの上昇力で、条件が良いときで70メートルほど(木村目測)上昇しているようです。



サーマルに入って、かなり高い所まで上がっています。 コントロールは効かないのですが、見学しながら「あ〜、そこ、
左に回したい〜」とつぶやいてしまいます。

 

珍しく1フレームに二機が映り込んだと思ったら、左の機体は水平尾翼を失って、背面状態になっています。 軟着陸
した機体は見ましたが(もちろん無傷)水平尾翼は何処に行ったのでしょう?


F1A



手曳きグライダーです。 発航後、曳航索をたぐったり延ばしたりしてサーマルを探します。 曳航索のテンションの掛かり
具合で、ラダーサーボが動き、直進と旋回の操作が可能です。

風の強さに応じて、3種類のスパンから選択して飛ばすそうです。



旋回中のF1A機。 サーマルを感じた後、助走を付けて索を強く引くことでフックがリリース、タイマーがスタートします。





こちらで言う所の「脱索」で、運悪く水の貯まった田んぼに不時着した機体。 タイマーやGPS、ビーコンなどの電子機器
の基盤が入っているので、出来れば濡らしたくない....

そうでなくても、ココの田んぼの土は軟らかくて足が取られます。


 

会場周辺は春の出で立ち。 タンポポがアクセントになっています。



あぜ道にはつくしが顔を出していました。



前回、見学したときは、会場からそのまま帰宅しましたが、後で海が近かったのに見に行かなかった事を後悔したので、
今回は鹿島方面へ足を伸ばしてみました。
海なし県の群馬在住ですから、海が近いだけでテンションが上がるって物です。

往復で450km程の遠征となりました。 圏央道が大栄ジャンクションまで延びたので、込むところを通らずに現地まで
行く事が出来ました。


 


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