フリーフライト国際級大会 2019.03.24
千葉県 旭市干潟で行われた、フリーフライト国際級大会を見学してきました。 現地に到着した頃から風が強くなり、現地にいる間で最大9m/sまでにもなりました。 おかげで残念ながらフライトが 見られたのはこの一機だけでした。 このF1Aの機体も、リリース後に高度を上げながら風下に流され、2km風下のビニールハウス激突寸前で着地して いたそうです。 |
フリーフライトの国際級、F1なんとか...になりますが、通常の競技ではF1A、F1B、F1Cの三カテゴリーがあります。 上の写真はF1C、エンジングライダーのエンジン調整風景です。 このカテゴリーの機体は3メートルほどの主翼を 持った、所謂モーターグライダーになります。 エンジン始動後、リリースされた機体は垂直に上昇し、4秒のエンジンランで150メートル程まで上昇し、エンジンを 強制停止させて滑空を始めます。 デサマライザーが働いた状態で駐機しているF1C機です。 この機体はこの形のまま飛びますが、展開翼機と言って、 上昇時には主翼を畳んで抵抗を減らす工夫をしています。 エンジン停止後に主翼を開いて滑空に移ります。 地面に設置されたスターター。 このスターターのカップにスピンナーを押し付けてエンジンを始動します。 |
こちらはトビラにもあるF1A、曳航グライダーです。 50メートルの曳航索を人間が曳いて飛ばします。 フックに仕掛けがあり、ある程度の力が掛からない限り曳航索はリリースされません。 曳航索にテンションが掛かると 直進、緩めるとラダーが切れるように作られていて、上昇後にこの機能を使って曳航索が繋がったままサークリング させる事ができます。 サーマルの手応えを感じたら、助走を付けて曳航索を強く引いてリリースします。 他のカテゴリーの機体にも付けられていますが、ビーコンとデサマをRCで動作させる為の受信機が搭載されています。 GPSを搭載する事もできます。 小さな基板がそのRC受信機です。 下のグライダーの胴体から飛び出している部分ビーコンです。 機体回収の時にここから発信する電波が頼りに なります。 |
F1B、ゴム動力機のピットです。 他のカテゴリーに比べて、参加人数が多いですね。 ストリーマーが真横を向いていて、風の強さが見て取れます。。 もう、機体が片付けられていて組んだ状態の機体は見られませんでした。 こちらはこのようなしっかりとしたスタンド に機体を固定して巻いたゴムの納められたカートリッジを取り付けたりします。 シャープのポケコンを使ったロガーが置かれています。 このセンサーで拾った風速データをポケコンでグラフ化しているようです。 このような装置を個人で持ち込んでいる ようです。 写真は撮れませんでしたが、ロール紙に記録する地震計のような物もありました。 |
遠くまで流された機体を回収してきた方々。 大変お疲れの様子です。 丘の上の風力発電機は強風の為ピッチを0にしてローターの回転を止めていました。 |