2018 F3B日本選手権 東日本地区予選 2019.04.21


2019.04.21、9月に行われる2019年度F3B日本選手権の本戦出場権を掛けて、東日本地区予選が行われました。
27名のエントリーから、18名の本戦出場者を選出します。

選出には、タスクA(滞空)とタスクC(速度)を2ラウンド行い、その得点上位18名に本戦参加資格が与えられます。


同日に西日本でも徳島県で予選が行われており、12名の本戦出場者が選ばれます。



開会式では競技説明と、空域などの説明がありました。 F3B上里カップなどのローカル大会とは違い、選手権なので、
滞空のジャッジはセルフジャッジではなく、主催側からのジャッジが付きますので、役員の人数も多くなっています。


競技はは8時30分から1ラウンドのタスクAを行いました。 (計測をしていたために写真がありません。)
準備中は青空でしたが、競技が始まる頃には雲が広がり、太陽が隠れてしまいました。

午前の早い時間で曇天となると、10分のMAXが飛びきれないのではないかと思われました。 ですが、予想を反して
1ラウンド目のタスクAはほとんどの選手が9分50秒以上のタイムで、25位まで選手がトップの得点からから95%以上
の所にいるまででした。


 



1ラウンド目のタスクAが終わり、次のタスクCまでの間休憩時間。 チーム鳴瀬のピットにお邪魔しました。


 
タスクCでは機体にバラストを1000g以上も積み込んで重くし、速度を稼ぎます。 休み時間の間にタスクC用に
セッティングの変更をします。

この機体は胴体にバラストを搭載する昔ながらのタイプの機体です。



こちらは最近の機体に多い、主翼やカンザシ内部にバラストを搭載するタイプです。





タスクCではこの写真のシステムを使って、トラブル等で競技自体がストップしない限り、今飛ばしている選手がゴール
すると、自動的に次の選手の作業時間がスタートするようにしています。
これにより、途切れること無くスムーズな競技進行が出来ようになっています。

今まで寝ていたシステムが、今日は立ち上がっていて、表示が見やすくなりました。 木村の仕事場でした。


午前に1ラウンド目のタスクC、お昼休みを挟んで2ラウンド目のタスクCを行いました。

午前に行われた1ラウンド目のタスクCは予報に反して西寄りの風が時折入るので、風向きによる曳航の差が出ない
ように、東西方面のウインチレーンを使った「両面張り」としました。 上里ならではの策です。

午前のタスクCは平均して19秒台が多く、最速は17秒台でしたが、午後になり2ラウンド目では良い条件の時に
飛ばした選手が16秒台を出しています。





2ラウンド目のタスクAです。 
1ラウンド目のタスクAは、ほぼ全員がMAXの様なコンディションでしたが、雲が取れて青空が戻った2ラウンド目は、
強力なサーマルとシンクが交互に入ってきていました。
1グループ目は途中で高度処理をしないと行けないほど上がったのに、2グループ目は全く浮かず、リランチの
ラッシュになりました。







気合が入りすぎて定点手前で地面に深く刺さってしまいました。


 

4タスク全ての競技が終わり、成績発表です。 上位18名が本戦に進出、証書代わりに本戦の申し込み書が
手渡されます。



予選一位通過の辻さん。



それまで上位に名を連ねていたのに、二ラウンド目のタスクAの餌食になった大塚さん。 無事予選通過です。



鳴瀬チームの祝福の中、満面の笑みで申し込み書を受け取ります。


 
予選の成績です。


本戦は9月21日〜23日の日程で行われます。


[戻る]