F1Bクラスの機体です。
ゴム動力により上昇し、ゴムが伸びきるとプロペラを畳んで滑空します。
ここに集まった大抵の機体が、ゼンマイを使ったタイマーを装備しています。
これにより、上昇から滑空へ移る時の姿勢制御、回収用のデサマライザー
の制御などを行います。
当然、これらのセットは手を放れる前に行います。 経験と計算、勘が光るところです。
ビーコンなんてのも装備してました。 |
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全体重をかけてゴムを巻きます。
巻く回数はレギュレーションで決められていますので、巻いている時に声などをかけては
いけませんよ。 回数が解らなくなってしまいます。 |
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F1Cの発航です。
こちらは15クラスのグローエンジンを搭載しているスパン2500o前後の機体です。
15クラスとは言え、6*3程度のカーボン製折りペラを28000rpmで回し、5秒のエンジン
ランで、おおよそ150メートル(木村の目測)まで機体を上昇させます。
エンジンにはサイレンサーが付いていませんので、電動やグライダーに慣れた木村には
辛い物がありますが、それも5秒だけ。 直ぐに静寂が訪れます。
この機体の主翼構造、ハイライトシリーズに酷似しています。 |
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発航風景です。
この後、もの凄い勢いで空へ駆け上がっていきます。ラジコンで言うとF5B機位の迫力です。 |
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自作?のスターターボックスです。
これは優れものですよ。 小物とバッテリーが収まっていて、フットスイッチでモータを起動出来
ます。 このままの状態でスターターコーンに機体側を押しつけてエンジンを始動します。 |
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水平尾翼が跳ね上がっているのが判りますか? デサマライザー動作中です。
この状態で機体は水平姿勢のままスーッと降下してきます。 これが動作しないととんでも
ない事になります。 スパン2500o程度のノーコンのグライダーを想像して下さい。 |
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こちらはF1A機、グライダーです。
50メートルの曳航索で選手自ら曳航して上昇させます。 ここでラジコンと違うのは、
上昇しても機体は直ぐに索から離脱しません。 索に繋がったままサークリングをして
条件の良いサーマルが訪れるのを待ちます。 サーマルが来ると、更にテンションをかけて
ズーム上昇、滑空に入ります。
あと、決定的に違うのは、選手自ら機体を曳航するところです。
ラジコンのF3J(手引き曳航グライダー)にしても選手は操縦に専念していますからね。
でも、ハンドランチグライダーはこの感覚に近いかもしれませんね。
このクラスのレギュレーションは尾翼を含めた総面積が34dm2、最低重量が410g
と言う物です。 今日見た機体はスパン2000o程度の物でした。
翼面荷重は12〜13と言った所で、ハンドランチグライダーよりは重く、同クラスのサーマル
グライダーよりは軽いと言った感じです。
かなりキャンバーの深い翼型でしたが、ハイアスペクトと相まって滑空自体は遅い物では
ありませんでした。 |
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索に繋がったままサークリング出来るのには、可動式のフックに連動したラダーに秘密?が
あります。 テンションが掛かるとニュートラル、緩めるとラダーが効く様になっていす。
ですから曳航はさながら凧揚げの様です。 |
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ハイテク満載の機体です。
ポッドはカーボン製でがちがちに固められています。 ブームはジュラルミンとカーボンの
複合で、このサイズでも12グラムしかないそうです。 主翼も同様、カーボンのリブキャップ
を装備したDボックス構造ですが、私がねじっても(もちろん許可をもらってですよ)びくとも
しないほどの強度です。
ちなみに、自作機だそうです....
この機体のタイマーはゼンマイではなく、デジタル式の物が使われています。
索からの離脱をトリガーに自動コントロールが始まります。 舵の駆動はフタバのサーボが
使われ、50mAhもしくは110mAh5セルでサーボを速動させます。 |
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