何がいるの?

まず機体ですが、初めてHLGを手にされるのであれば、通常ランチ機で
オーソドックスなリブ組機(ムサシノのスカイウォークU、QRPのロッキーVなど)
値段的にも手頃なキットをお勧めします。
 

HLGは動力がないグライダーの中でも、かなり軽量な部類に入ります。
動力機や大型のグライダーとは飛び方が大きく異なりますので、この手の
機体でHLGに慣れる事も必要です。
HLGと言うジャンルの飛行機に慣れてから、SAL機などにステップするのが
好ましいです。

また、バルサキットですので改造や修理などにも柔軟に対応します。


SAL機になりますと、ほとんどの機体がエルロン機で、しかもそれなりの工作技術が要求されます。
その中でも、現在は上の写真のBlaster3は工作が製品の精度が良く、簡単な部類に入ります。

また、入手も確実とな上ネット上に製作例が沢山出回っています。



コチラのGeckoやEagle等のそら工房製の機体は、有料ではありますが、メカ積みテストフライト
まで面倒を見てくれます。



プロポはラダー機の場合、2CHあれば用が足ります。
安価な空用2CHプロポもあり、機能的にはこれでも大丈夫です。

ですが、将来的な事やリンケージの容易性からコンピュータープロポの
使用をお勧めします。

2013年現在、木村も使っているFutabaの8FGやJRのXG6、XG8、HiTECのAURORA9
等がお勧めです。

Futaba 8FG


HiTECのAURORA9
受信機は小型で軽量、ノイズに強くて到達距離の長い...と良いとこずくめの
物はそうそうありませんが、安価になってきている事もありますので、機体との
相性の良い受信機を選びます。


左は以前に一世を風靡したジンプロップPiko2000で15グラムあり、右はその
対比として撮ったFUTABAのR149DPで34グラムです。
最近では、Piko2000でさえ重い部類に入ります。


左はYETI REX5、ノーマルクリスタルで9グラムです。 同じ5chの受信機で
Piko2000の半分の大きさです。 FUTABAでは、5chで右と左のエルロン
別々にサーボを取り付けることが出来ますので、エルロンSAL機に使用できる
受信機となります。


更に軽量な受信機達です。 GWSの物は、専用の小型クリスタルが必要に
なります。 一番右はQuickの製品で、ノーマルクリスタルが使えます。



 
上の3つの受信機は、最近出回り始めた物で、自分の送信機から発射された
電波を記憶し、ノイズが入った場合でもノイズと電波の区別をしてピク付きを
押さえる事が出来るタイプの物です。
ただ、物によっては、電波が回復してから通常に戻るのに時間が掛かる物が
あったり、クリスタルのメーカーに指定がある物もあります。



2013年現在、最近は殆ど2.4GHzに電波が移行しています。 電波の混信、サーボのビクつき
が殆ど無く、長いアンテナ線の取り回しにも苦労しません。

今まで使っていたモジュール式の送信機なら、ほぼ2.4GHz化にすることが可能です。
上の写真はFutabaのFF9sに2.4GHzモジュールょ取り付けた物です。



コチラはフタバ純正の6CH受信機。


コチラは安価なFrSKYのフタバ対応の受信機。 とてもコンパクトですが、電波の到達距離にも
定評があります。

サーボは9グラム以下の小型の物を使用します。

左からノーマルサーボ、FUTABA S3103 9グラム GWS Pico−STD
5.4グラムです。 軽量なだけではなく、ニュートラル特性やトルク、消費電流
にも気をつかいたいものです。 SAL機ではラダーやエレベーターには大きな
力が掛かります。


更に小さなサーボも使います。 こちらはDymondのD47ですが、トルクに関
しては左のGWS Pico−STDよりも上です。


最近はデジタルサーボが安価に出てきています。 コチラのサーボは超小型のデジタルサーボ
で、舵角やニュートラル位置の調整がパソコンから行えます。

受信機用バッテリーは300mAh程度のNiMH、CR2×2のリチウム電池などを
使用します。使用するサーボによりますが、6グラムサーボ2個でで約90分、
CR2×2のリチウム電池では普通に飛ばしても半年ほど電池が持ちます。

ただし、リチウム電池は充電が効きませんし、メーカーの保証からもはずれます。
また、バラの電池を自分で組まなくてはなりません。 その辺を差し引いても、
魅力的な電源ではあります。

機首に大きな重りを積まなければならない場合は単4サイズのNiMH電池を
重り代わりに使うと言う手もあります。 容量が大きいので、安心感はあります。

上が300mAhのNiMHで34g 下の左が単4サイズのNiMHで1本14g。
下右がCR2×2にコネクタとコードを付けた物で23gです。

また、LiPO電池をレギュレータで電圧を落として受信機用電源として使用する
事も可能です。
最後にラジコン操縦士の登録は必ず行って下さい。やるジャンルにかかわらず、
ラジコンの電波を守るためです。
同時に保険にも加入出来ます。大会などでは参加資格がラジコン操縦士とラジコン
保険に加入していることが条件の場合もあります。

また、ラジコン操縦士と模型飛行士とは別の物で、模型飛行士の登録をする場合
は、ラジコン操縦士と模型飛行士の両方の登録をする事になります。



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