March540 inv 2015.01.04初飛行



QRP製、20世紀の傑作電動スタント機です。
発売当時から約15年、21世紀のデバイスで組みました。



発売当時、電動飛行機でスタントと言うと自作かGP機からのコンバートでしたが、画期的な電動飛行機専用設計機
としてデビューしました。


 
オリジナルとの外観の相違はメインギヤとノーズ下に開けるはずのモーター冷却用穴が無い事位です。
発売当時に比べて、かなり小さめのモーターを採用しているので、冷却には気を遣わずに済んでいます。

オリジナルの6割と大幅に軽量化した機体は浮きも良く、角舵の入りも、舵を入れた後の座りも良好です。
フラッペロンでフラップダウンをすると、1/3のスロットルでも充分な揚力があり、ハンドランチ慣れした私が
馴染んだ飛ばし方も可能です。


 
モーターとバッテリーの比較です。 当時のモーターは、左写真の上に写っている540クラスモーターにギヤダウン
ユニットとの組み合わせでした。 モーター単体で170gほどあり、今回使用するモーターはそれより100gも軽量
です。

バッテリーはニッカド7セル(写真の物は6セルですので実際はもう1セル分大きい)でバッテリー単体で450gほど
ありましたが、今回使用するバッテリーは130gしかありません。



発売当時の機体にはこの部分に冷却とメンテナンスを兼ねた大きな穴が開き、モーターが露出していましたが
この機体ではモーターの出力約180W程度と当時の半分ほどで、その分発熱も少ないと踏んで開口しません
でした。



スペック きむらクラフト機  オリジナル 
全長 950o  →
全幅 1100o  →
全備重量 683g(バッテリー込み)機体のみ553g 約1200g (バッテリー込み)
翼面積 約22.0dm2  →
翼型 準対象(良く見るとSキャンバー)  →
受信機 FrSKY Delta−8  
サーボ E-MAX  ES08MD ×4  
モーター E-MAX GT2215/09  1180KV 540クラスモーター+京商もしくは50プロ ギヤユニット 
プロペラ APC 9×4.5E 10×8〜11×8 
アンプ Dualsky 30A  
BATT 3S 1700mAh Lipo 7S Ni−CdまたはNi−Mh  
モータースペック  9400rpm 16.5A  約8000rpm  約40A


このキットには原寸図は付属せず、縮小版の図面と組み立て説明書が付属します。 主翼の部品も胴体の部品も
使う場所、使う方向にしか合わないように作られているので、現物に当ててみれば一発で判ります。



エルロンは2サーボ仕様としました。フラッペロン設定としてフラップも使える様にしています。
リンケージロッドには1.5ミリのカーボンロッド、ホーンにはボールリンクを使っています。



キットでは縦積みのサーボですが、サーボベッドを新設して横積みとしています。
リンケージは1ミリのカーボンロッド、アウターにはポリイミドチューブを作り付けました。

ピンク色のL字パイプはアンテナ線のホルダーです。


 
冷却対策としてスピンナーのバックプレートとスピンナー本体の加工をして、なんちゃってターボスピンナーと
しています。



スピンナーの先端をカットして冷却風の取り入れをします。


メインギヤとスパッツは同クラスのARF機用の物を加工して取り付けています。 見た目のインパクトが違います。


 


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