SUBARU09号 2018.12.22ロールアウト
ムサシノ模型飛行機研究所のスバル09号を電動化した機体です。 オリジナルは09−15クラス、標準重量950グラムの機体ですが、電動化に伴い、重量のあるエンジンマウント回りのパーツ が省略され、サーボなどの小型化、軽量フイルムの採用で720グラム台で仕上がりました。 きむらクラフトには元々2002年にロールアウトした電動スバル号が在籍していますが、15年を経過してくたびれ感が出て来た ので新しく作りました。 外観の特徴は、モーターマウント回りのモノコック化、キャノピーハッチの位置、水平、垂直尾翼のデザイン変更です。 水平、垂直尾翼はデザイン変更に伴い、容積確保のために20ミリほど後ろに取り付けられています。 オリジナルのスバル09号は、実機FA200エアロバルをモチーフにしていますので、キャノピーが主翼前縁より前に来ています が、今回は前縁位置にキャノピーを配置しました。 今回の機体はVan’sAirCraftのRV−8あたりがモチーフになっています。 エルロンは2サーボとして、0.5ミリFRP板で作ったサーボカバーにサーボが固定されています。 エルロンのコントロールロッドは1.8ミリカーボンパイプに樹脂製のミニクレビスを組み合わせた物で、樹脂クレビスに 瞬間接着剤が効く事を発見したのでこの組合せが実現しました。 エルロンホーンはミニブラスホーンに3ミリカーボンパイプを被せた物で、エルロンに開けられた3ミリの穴に差し込んで接着 しています。 エレベーター、ラダーサーボこの位置に。 リンケージは1ミリカーボンロッドで、製作時にポリイミドチューブを胴体内に内装 しています。 メインギヤーとスパッツはMARCH540の製作時にも使用したMiniExcelの補修パーツです。 お手本にしたVan’s AirCraftのRV−4と同様、後退角の付いたメインギヤーです。 テールギヤの駆動はQRP方式としています。 モーターはE−MAX GT2215/10で、9*4.5を8700rpm 13.1Aで回します。 ハーフスロットル以下で水平飛行します ので、とても省エネです。 ちなみに、当スバルではバッテリーは1300mAhで済んでいますが、MARCH540ではGT2215/9使用で1700mAhを 乗せています。
上がオリジナルのスバル09号、下がきむらクラフトのスバル09号です。 制作前に作ったラフ書きです。 奥が15年飛ばした前作のスバル09号で手前が今回製作したスバル09号。 デザインは前作を踏襲しています。 前作製作時はスバル09号やプレイリー号は540モーターで飛ばすのが一般的でしたが、そこをあえて400モーター ギヤダウンで飛ばす為に徹底した機体の軽量化をしました。 モーターグライダー並の翼面荷重で、フワフワした飛び方をします。 今回は軽量化は気にせず、好きなように作りましたが、おかげで飛行自体は落ち着いた座りの良い飛びになりました。 離着陸時 のふわ付きも無いので綺麗にランディング出来ました。 エルロン2サーボ化でキャンバーもコントロールが出来るようになったので、キャンバーをネガティブにすることで速度を上げ、 裏返った時のエレベーターダウンを減らす事が出来ます。 キャノピーハッチはキャノピー部分が取り外せるので、オープンタイプやスモールタイプなども変身可能です。 |