Xplorer3の製作 3



今回もキット付属の金属クレビスではなく、樹脂製のクレビスを使います。 このクレビス、色々とバリが出ている
ので、綺麗にしてから使います。

特に、縁の部分は傘状に広がっているため、そのまま使うと、後縁スパーとかに引っかかったりしますので、
綺麗に整形しておきます。
削って白くなった所はバーナーで軽く炙ると黒く戻ります。





M2のロッドアジャスターを使いますので、穴を1.5ミリのドリルでさらって、M2のタップでネジを切っておき
ます。
この後の調整がとても楽になります。



クレビスのピンですが、ギャップシールに引っかかる分を削り落としました。


 
サーボの接着準備をします。 サーボホールをサンディングして足付けを行います。



硬化促進剤を染みこませたティッシュで拭いておきます。 瞬間接着剤がいつまでもくすぶっていると、心材の
ロハセルにまで染みこんで、表皮がデコボコになってしまうのを防げると考えています。



ロッドのラインを合わせて位置決めをしたら、ごく少量の低粘度瞬間接着剤で仮接着をします。 この後に
サーボを外しますので、その時に剥がれなければOKです。



サーボを外したら、周囲全体に中粘度瞬間接着剤を塗り、硬化促進剤で固めます。



表皮とサーボがギリギリのクリアランスだったので、サーボを若干削ってみました。



リンケージロッドを作ります。 リューターのボール盤アタッチメントを使って、Eリング溝を加工します。 今まで
は、ニッパーの刃でロッドをグルグルと回して作っていましたが、加減一つで出来が決まるのと、バリが出で
しまうので、今回の方法を採用してみました。

使うEリングは1.5と呼ぶ物です。 1.9ミリのピアノ線なので、0.2ミリ切り込んでピアノ線を一周回せば、
1.5ミリの溝が出来る...と言う寸法です。

ボール盤アタッチメントの止まり調整ネジがM3なので、刃が触った所から1/3回転ほど締め込めば、約
0.2ミリの切れ込みになります。



加工が終わったロッドです。 0.5ミリ幅で1.5ミリの溝が出来ています。



溝から2ミリの所で万力に咥えさせて、キッチリと曲げればリンケージロッドの完成です。



不要部分を切り落としたリンケージロッド、一機分です。


 


[戻る]