スバル09号 2号機 主翼の製作 



キットの箱からリブを取りだしてみると、ダイカットの物では無く、ミシン引きのリブになっています。 表面の仕上がりが綺麗で、
今までのダイカット製のように、修正を入れる必要がありません。



片翼ずつ図面を定盤に貼り、ラップで養生をします。



リブは厚みに種類があります。 片翼分ずつ仕分けて、束ねておくと間違いがありません。
また、今回のものは、スパーが今までのバルサ製からヒノキ製になっています。



先ずは、前縁側、後縁側の下面プランク材に前縁材、後縁材を接着します。 下面プランク材は上面と下面でサイズが
違うので間違えないようにします。



今回は、エルロンサーボを主翼内装にしますので、サーボコードの通る穴を事前に開けておきます。



上反角を決めるのに使う上反角ゲージが二種類入っています。 上反角ゲージAを使うと上反角10°、Bを使うと上反角が
7°に設定できます。



中央リブを上反角ゲージBを使って傾けて接着します。 接着するのは、下面プランク材と前縁材、後縁材のみで、スパーは
接着しないでおきます。



各リブを角度に注意しながら接着していきます。 こちらもスパーには接着しません。



リブの接着が終わったら、上面スパーをそっと置いてみて、リブからの飛び出しなどを確認します。 バルサ製スパーなら、
飛び出したスパーを削ってしまえばいいのですが、ヒノキは大変ですので、リブの溝で調整します。

定盤からの浮き上がりが無い事を確認しつつ、上下のスパーを接着していきます。 これで捻れ取りも出来ているはずです。





前縁材とリブ、後縁材とリブの接合部はこのように段差になっていて、キットのままですと、この部分に三角の隙間が開くことに
なります。 工作の簡易化の為の措置でしょう。


 
 
きむらクラフトでは、前縁材には2ミリバルサ、後縁材には1.5ミリバルサを接着、成型して三角の隙間を埋める、追加工作
をしています。 

削る作業で、リブを傷つけない様にマスキングテープで養生をしています。





バルサカンナで荒削り、サンディングボードで仕上げます。



今回もネジロック方式にするため、ダウエルとネジ周辺に補強を入れておきます。




[戻る]