PROGRESS 主翼の製作1


エルロンサーボのサーボホールにカーボンパウダー入り5052を塗ります。 特に、剥き出しになったコアとスキンの
境目に塗り、接着を強固にします。

また、剥き出しになったコアの強度を上げて、飛ばし込んでいく内に主翼が柔くなって行くのを防ぎます。



エルロンリンケージの取り出し口もコアとスキンの境目を重点的にカーボンパウダー入り5052を塗っておきます。


 
 
付属のエルロンホーンです。 レバー長は6.5ミリです。



リンケージロッドの曲がりをよりシャープにすべく、曲がっている内側を軽く削っておきます。



曲がった部分の長さが5ミリあって長すぎるので、1ミリカットして4ミリにします。



エルロンホーンとリンケージロッドを組み合わせると、ロッドとホーンの隙間はこのくらい。 加工されているリンケージの
取り出し口とエルロンホーンの取り付け部分の位置関係と合致します。



エルロンホーンの接着部分をサンドペーパーで荒らして足付けにします。


 
仮組みをして動作確認をしたところ、エルロンがUP側に行った時に主翼側にあるエルロンホーンの逃げが少なかった
ので追加加工します。



約1ミリ、主翼側に削り込むと、エルロンの動作角が改善されました。


 
エルロンサーボの取り付け部分をサンドペーパーで平らに均しておきます。 サーボベッドとサーボホールに浮いた
ところがあると、接着面積不足で強度が下がります。



エルロンホーンの取り付け部分から約2ミリ離してマスキングテープで養生をし、サンドペーパーで周囲を荒らして
おきます。 後でこの部分にフィレットを形成するので、その準備です。

また、エルロンホーンを取り付ける溝の中のコアは綺麗に掻き出しておき、エアダスターで一吹きしておきます。



エルロンホーンは底部を5分エポキシ、上部を瞬間接着剤で接着する事にします。 
瞬間接着剤だけでは底部、エルロンの下面スキンまで到達させるには、かなりの量を流し込まなくてはならないのと、
5分エポキシだけでは、硬化までに位置がずれてしまう恐れがあるからです。

ホーンを接着してしまうと、そのままではもうエルロンホーンからリンケージロッドを外す事は出来ませんので、ホーンと
ロッドし組み合わせておきます。

周囲に5分エポキシを付けたくないので、エルロンホーン取り付け溝ギリギリにマスキングテープを貼って養生をします。
概ねエルロンホーン取り付け溝の底部全体に5分エポキシが入ったら、エルロンホーンを沈めます。



エルロンホーンの下の角とエルロン構造体の前端の位置にホーンが取り付けられたのを確認したら、ホーンとエルロンの
隙間に、極少量の低粘度瞬間接着剤を流して固定します。





ホーン側面にはほとんど隙間はありませんが、後端には三角の隙間が出来てしまいます。 この部分をカーボン
パウダー入り5分エポキシで埋めると同時に補強とします。

マスキングテープをホーンから1ミリ離して貼って養生をし、カーボンパウダー入り5分エポキシを塗布します。



塗布が終わったら、直ぐにマスキングテープを剥がします。 硬化が始まるまでマスキングテープを貼っておくと、
段差が出来てしまいます。



[戻る]