PROGRESS 追加バラストの作製と小技


PROGRESSには、30グラム、50グラム、75グラムのバラストが付属します。 何回かフライトして、5m/s程度の
荒れた風の中を飛ばした時に、進入性には問題無かったのですが、もう一つ飛行に落ち着きが欲しいと感じました。

付属のバラストで一番軽い物は30グラムですが、もう一段階軽いバラストも必要と考え、製作することにしました。

付属のバラストは、真鍮の12ミリ×5ミリのフラットバーに2ミリのピアノ線が差してある構造です。 5ミリ厚の真鍮
に縦に穴を開けるのは難易度が高いので、違う方法で作る事にします。



PROGRESSでは、このピアノ線をキャノピーで押さえて固定しますので、正確に複製します。
ピアノ線は10ミリあたり0.25グラム、重りに用意した12ミリ×1.5ミリの銅フラットバーは10ミリあたり1.6グラムです。



ピアノ線の総長を200ミリ(5グラム)、銅フラットバーを85ミリ(13.6グラム)を用意しました。



ジグを作って、ピアノ線と銅フラットバーをハンダ付けします。 ピアノ線、銅フラットバー双方にフラックスを塗った状態で
ピアノ線にハンダゴテを当てて、充分に加熱、ピアノ線と銅フラットバーの境目にハンダを当てて溶かし、流していきます。



ガタガタしないよう、厚みを合わせる為に3ミリバルサを貼って整形しました。 この状態で19グラム、狙った値です。



バラストはこの様に搭載されます。 ガタも無く簡単に取り付けられていて、とてもスマートな搭載方法です。



重心位置は変わらずに重さだけが増えています。 バラスト取り付け穴は前に2個空いていますので、重心位置の調整
も可能です。


 
 エルロンサーボ用コードをまとめる

付属しているエルロンサーボ用のコードは4Wのバラ線です。 主翼を取り付けたときには胴体内部で、余った部分が
コードがバラバラに遊んでしまいます。
バラスト等との干渉もあり、保護の為にスパイラルチューブで巻いて束ねる事にします。



4ミリのスパイラルチューブが手持ちで一番細い物ですが、それでもゴツイ感じがするので、半分の幅に切ってみました。



なんか、まだ行けそうな感じがしたので、更に半分に、元の1/4の細さに切ってみました。



巻いてみました。 1/4サイズでもしっかりとした感じです。


 


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