Pimenta−RES胴体の製作1


 
RES用の胴体とは頭書きには書きましたが、2Mクラスで300g台の機体を狙うわけでは無く、ウインチでも曳ける胴体
を目指しています。 イメージするのは「いつか開かれるであろうサーマル大会」。
当然、着陸は定点着陸なので、刺しても壊れないと言うハードルも設けます。

ベースになるのは壊れたPimentaの胴体です。 このテールブーム回りをブームの固定部分ごと移植して、強度確保
が大変なテールブーム固定部の製作を省略しようと言うもくろみです。



胴体のレイアウトを考えます。 リンケージに使う1ミリのカーボンロッドの販売寸法が1メートルなので、サーボ位置
はロッド長に依存して前詰めでは無く、バルクヘッド前になります。 

ノーズは他のRES機のデザインを参考に主翼前縁からノーズコーン先端までを250ミリとしました。 
テールモーメントはピメンタのままです。



胴体側板は他の市販RES機では1.5ミリのベニヤフレームに2〜3ミリバルサを貼る方法ですが、本機では2ミリ
ベニヤの一枚物でのボックス構造にします。
ちなみに、2ミリベニヤの大判はホームセンターには売って無く、通販に頼る事になりました。

胴枠はホームセンターでも手に入る3ミリと4ミリシナベニヤから切り出します。



側板は2枚重ねて大まかな形をテーブルソーで切り出しから整形までを行います。 主翼の乗る部分のラインは、
ピメンタの部品を切り抜いた外枠、プラモデルで言う所のランナーから転写しました。



ホームセンターで購入した4ミリベニヤ製の胴枠は、糸鋸で地道にザックリ切り出しました。  この後、ヤスリで整形
して仕上げます。



ノーズコーンはバルサ製ですと刺したときにへこんでしまうので、桐材から作ります。 ただ、ブロック状の部材が手元に
無かったので、3枚合わせとします。

接着する面をサンディングボードで平らに整えます。



タイトボンドで貼り合わせ、洗濯ばさみで挟んで一晩放置しました。



胴体を構成する部材が揃いました。 部品点数が少ないのであっという間です。


 

胴体側板の後部をパイプ接合部と馴染みやすいように、後端から60ミリに掛けてなだらかに厚みを落とすように削ります。
3プライのベニヤの2プライを削り落としました。



厚みを落とした部分にたっぷりと水を染みこませ、ピメンタの胴体に巻き付けます。 ビニールテープにテンションを
掛けて、側板後端がピメンタの胴体のカーブに馴染ませます。



一晩放置してビニールテープを剥がした状態です。 綺麗に胴体のカーブが転写されました。


 

3ミリベニヤから切り出したサーボベッドです。 サーボ取り付けネジ穴には下穴を開けて一度タッピングネジで
ネジを立ておき、ネジ穴は瞬間接着剤を染みこませて補強にしておきます。

このサーボベッド自体が胴枠にもなります。


 
胴枠とサーボベッドを組み合わせます。 このHの形状が胴体の基礎となります。



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