Snipe DLGの製作 


Snipeの製作と言えば、先ずはこのパーツ作りから。  エルロンホーンの支点ピンを押さえるパーツを自作します。
製作マニュアルでは、カーボンクロスを瞬間接着剤で固めて押さえろ、とありますが、しっかりとしたパーツを作ります。

このパーツは自分のSnipe製作でも使ったパーツなので、型が残っていました。


 
ビニール袋に入れたカーボンクロスに5052を垂らし、ローラーで良く延ばして、樹脂の含浸とクロスの目潰しを
行います。

このローラーは壁紙貼り用のローラーです。 お安いナイロンローラーですが、硬さが目潰しに丁度良い感じです。



離型処理した型に含浸させたカーボンクロスを置き、シリコンシートを被せてからバギングします。





硬化後、取り出した製品です。 1ミリピアノ線の逃げがしっかりとモールドされました。


 
エルロンホーンに付属のFRP板を接着し、厚みを稼ぎます。



主翼のエルロン部分、エルロンホーンを接着するポケットに1ミリの穴を開けます。 エルロンホーンは瞬間接着剤で
接着しますが、接着剤を全面に行き渡らせる為の物です。



マスキングをして自作の押さえ板が接着される部分をサンディングしておきます。



ピンを瞬間接着剤で仮接着し、そのピンをガイドにエルロンホーンをポケットに低粘度瞬間接着剤で接着します。
前工程で開けた1ミリの穴からも低粘度瞬間接着剤を染みこませます。



自作押さえ板の裏面もサンディングしておきます。



ピンとカバーの溝を合わせて低粘度瞬間接着剤で接着します。





厚み補正でFRP板を接着していますが、それでもポケットとエルロンホーンとの間に隙間が出来ます。 このままで
飛ばしている人もいますが、どうしても支えの無いエルロン上面が窪んできてしまいます。

それを防止する為にエルロンホーンとエルロン上面スキンとの隙間にカーボンパウダー入り5分エポキシを充填
します。


 




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