Shadow2の製作 1 (製作依頼品)



梱包を解いたら水平尾翼に折れがありました。 感じからして、輸送中に...では無く、型から離型する際に力が掛かった
為の折れに見えました。





見栄えも悪いので、この修理から始めます。  NANモデルの機体の尾翼回りのコアは、ロハセルでは無くスタイロフォームに
カーボンを貼ったものです。 なのでコアの修理に瞬間接着剤が使えません。
エポキシ系を使うのがリスクが少ないので、エポキシを使った修理となります。

クラック部分を養生して、足付けと脱脂の為にサンディングをします。



押さえにするのはベニヤ板にPPシートを両面テープで貼り、離型ワックスを塗った物です。



クラック部分にカーボパウダーを混ぜた5052を盛り上げます。 元々がカーボン地なので、カーボンパウダーの色で調色
も兼ねられます。



押さえ板でサンドイッチして、洗濯ばさみで加圧します。


 
24時間後、押さえ板を剥がせば、クラック部分は概ね埋まっています。 


フラップホーンの加工をします。 これが手元に届いた時の状態です。 ホーンの埋め込みナットは見事に離型剤で埋まって
います。



M3のタップでホーン穴をさらっておきます。





今回は、リンケージにIDSを使用します。 IDSのセットにはブラスホーン用のアタッチメントがあり、今回はそれを使用します。
ただ、サーボホーン側は一番大きなIDSホーンを使っても動作量はたかが知れているので、フラップ側のホーン位置を
極力下げるように加工します。


 
IDSのロッドエンド用の1.5ミリピンが入るギリギリまで下げました。





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