CONCEPT X5 Proの製作 



ロッドエンドの製作です。 この機体もきむらクラフトの他の機体同様エレベーターとラダーはワイヤー+トーションバーではなく、
カーボンロッドでのプッシュプルで方式でリンケージをします。

外径1.4ミリのSUSパイプの端を叩いて平らにします。 その時に出来たくぼみをガイドに0.8ミリの穴を開けます。



穴の開け終わったロッドエンドです。 サーボ側と動翼側で仕様を変えます。
サーボ側は0.8ミリで開けた穴を1ミリまで拡大します。 動翼側はそのまま使用します。



ピンは1ミリと0.8ミリのSUSピアノ線です。 サーボ側は1ミリ×5ミリ、動翼側は0.8ミリ×4ミリで仕上げます。
片側の端面は丸め加工、もう片側の端面はフラットに仕上げています。

加工方法は、長い状態のSUSピアノ線の先端をリューターの切削砥石でピアノ線を回しながら研いで丸めます。
ピアノ線をカットしたら、ラジオペンチで挟んで、切り口をフラットに仕上げます。



製作したピンをロッドエンドに差し込み、ステンレス用フラックスとステンレス用ハンダを使ってハンダ付けで固定します。
しっかりとハンドゴテを加熱して、コテ先にハンダを少量乗せ、フラックスで湿った状態のピン部分にコテ先を当てると綺麗に
ハンダが流れます。



不要部分をカットして仕上がったロッドエンドです。



水平尾翼固定用に3ミリの皿アルミネジが付属していましたが、より軽量なレニーネジに変更しました。



水平尾翼と胴体を仮組して見た所、水平尾翼の前縁辺りが浮いていました。



前縁部分を削らないようにパイロン全体を削って、水平尾翼とパイロンとをフィッティングしました。


 

水平尾翼バイロン後方にエレベーター用リンケージの取り出し口を加工します。 
ロッドエンドの4ミリのピンがギリギリ入るサイズで仕上げます。


 

胴体後端の垂直尾翼取り付け部分がこのような菱形になっていました。



垂直尾翼の受け側も菱形になっていて、接着せず運搬時に抜き差しの出来る仕様の物も有るらしいのですが、手元の垂直尾翼
は通常の円形の物です。



そのままでは垂直尾翼が入らなかったので、垂直尾翼が入るまで削って合わせました。
垂直尾翼のポケットとブームとの間に隙間が出来てしまうので、接着時にカーボンパウダー入り5分エポキシ充填する
事にします。


 
 
エレベーターホーンとラダーホーンは0.5ミリFRP板より作り直します。 左がラダー用、右がエレベーター用です。
レバー長はラダー用が10ミリ、エレベーター用は12ミリです。



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