Explorer Q4の製作 10


28.1ミリ径のモーターですが、キャップタイプのモーターマウントに収まりませんでした。 モーターマウントの肉が、いくらか
厚かったようです。



内側の縁から2〜3ミリ辺りまでの縁を薄く削り、モーターが入る様にしました。



パソコンで製作した型紙を使って、取り付けねじの穴位置をポンチでマーキングします。 ネジの傘部分が広いので、19ミリ
では無く、16ミリピッチで穴を開けます。



トリルで穴開けをしますが、いきなり3ミリで開けずに、1.5ミリ穴を開け、その穴を下穴に3ミリ穴にします。





首下6ミリになるように超低頭SUSネジをカットします。 この後にホーンセンターに行った所、首下6ミリのネジが売られて
いました。



モーター中のローターに干渉すること無く取り付けられました。


 

モーターマウント接着部の胴体内壁をサンディングしておきます。 パーテーション部分が出っ張っているので極力平らに
しておきます。



接着部分を硬化促進剤で清掃、塗布しておきます。 硬化促進剤にはロックタイトの712を使用します。



胴体とモーターマウントの隙間に低粘度瞬間接着剤を流します。 きむらクラフト流ではモーターマウントの接着には
エポキシを使用しません。 素材の隙間までしっかりと瞬間接着剤が回ると、その接着力はエポキシの比ではないからです。


 

お約束でフランジ部分が胴体からはみ出ました。



胴体を削らないように養生をして、はみ出たフランジ部分のみ削り落とします。


 
加工が終わったモーターマウント回りです。



キャノピーラッチは2ミリカーボンロッドです。 接着部分のキャノピー内面とカーボンロッドをサンディングして、高粘度
瞬間接着剤で接着します。



補強としてマイクロバルーン入り5分エポキシを盛ります。 10ミリ幅程度にマスキングテープを貼り、その間にエポキシを
盛っていきます。

エポキシが盛り終わったら直ぐにマスキングテープを剥がします。


 
その後硬化させるとマスキングテープを貼った部分がなだらかに流れて、自然な仕上がりになります。


 
組み上がった後に調整していたら、ネガティブキャンバー側でフラップとエルロンが干渉したのでパーテーションの残って
いたエルロン側を削って調整しました。

ニュートラル時にエルロンとフラップの隙間が2ミリ以上あれば概ね干渉は無いようです。



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