HOLIDAY BUGGY2010 の製作 12



ホリデーバギーに使われているDT−02シャーシは、横積みサーボのサーボセイバーから直接タイロッドがナックルアーム
に伸びている形状です。
そのため、サスペンションアームとタイロッドに大きな角度差が付いています。



それにより、バンプインと呼ばれる、サスペンションが縮んだ時に両タイヤが内側に向くトーインが付く特性があります。
実車などは良く使われる物で、ブレーキを掛けてフロントサスペションが縮んだ時にトーインが付き、直進安定性を
保たせたりしています。

DT−02シャーシでは、ジャンプ後の着地を安定させる狙いで設定されているようですが、トーインの角度が強く、
逆に暴れてしまうなどの弊害もあります。

バンプインの量を減らす方法として、ナックルアームのタイロッドの取り付け位置を上に上げて、サスペンションアーム
との角度差を減らす等がありますが、標準の樹脂製ナックルアームでは、強度の面で不安があります。



と言う事で、アルミ製ナックルアームの導入です。



左が標準の樹脂製ナックルアームで、右がアルミ製のナックルアームです。 



同時に、足の長いピロボールとかさ上げ用のスペーサーも購入しました。



3ミリのスペーサーを入れて、ピロボールをネジロック剤を使って取り付けます。



これだけ高くなります。



シャーシに組み付けました。 ナックルアームとの取り付け位置が高くなった分、サーボセイバーとの距離が短くなるので
タイロッド長の調節も行います。



上が変更前、下が変更後です。 見た目は僅かですが、角度差が縮まっています。



フルボトムさせた状態で、僅かにトーインが付く程度になりました。



モーターはそれほど加熱しない380モーター仕様のホリデーバギーですが、汎用380モーター用ヒートシンクを
取り付けて見ました。


 


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