HOLIDAY BUGGY2010 の製作 16



ダンパーを交換してみます。 
モーターや使用するバッテリーの関係で、車体が他の標準より軽いためにダンパーが固すぎる、動きが硬い感じが
していました。
通常、ラジゴンの車で使用するダンパーはダイアフラム式と言って、空気を抜いてダンパーオイルの粘性でダンピング
を制御する物で、シリコンのドーム状のキャップ=ダイアフラムで与圧を逃がす仕組みです。

今回購入したエアレーションダンパーは、シリコンキャップはなく、ダンパー内で、動くことによって空気とダンパーオイル
を攪拌した粘性の低い物を使用してダンピングを制御します。 
同じ番手のオイルを使用しても、エアレーションダンパーの方が動きが軽いのが特徴です。

オークションで新品をお安く入手しました。



パーツは通常のタミヤのCVAダンパーより多いです。 シール部分のパーツはほぼ3倍あります。



ダンパーケースにシャフトホルダーを押し込む作業はサイズがピチピチなので大変な作業ですが、ネットで調べた所、
十字レンチを使って押し込むと楽に行えるとありました。



0.1ミリ厚のシムとか、ピンセットでも掴みにくいパーツばかりです。 スクラップバルサ先に両面テープを貼った物で
取り上げると楽でした。



自作ダンパーオイルスタンドでダンパーオイルを注入します。 ダンパーオイルと空気の割合が重要との事で、左右の
ダンパーオイル量はキッチリと揃えます。



ダンパー取り付け用のピロボールのサイズが大きく、また、スプリングの径が違うのでCVAダンパーと同じようには
取り付けられませんでした。 

CVAダンパーではキット付属の3×12のタッピングねじを利用していましたが、これが使えません。 
ネットで違う方法が紹介されていたので採用です。
3×20のイモネジをねじ込み、回り止めにナットを掛けます。



ダンパーエンドを通したら、M3のナイロンロックナットでダンパーを固定します。 贅沢にヨコモのアルミロックナットを
使用しました。




フロントは今まで倒立で取り付けられていましたが、仕方無く正立での取り付けとなりました。

また、フロントダンパーの自由長がCVAダンパーより長いので、フロントサスアームの外側の穴を利用して、
ダンパーを一段寝かせた状態で取り付けています。
スプリングのプリロードは最弱にしてあります。



ダンパーが正立になった関係で、ダンパーヘッドがボディーに干渉します。 大きく穴を広げる必要がありました。



ワイルドな感じになりました。



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