Vortex4の製作6



ロッドエンドを製作します。 今回もカーボンロッドによるプッシュプル仕様にしますので、両端で計4本に予備を一つ、
フラップホーン用に二つ、予備も作っておきます。

外径1.4ミリのSUSパイプを使用して、一部をハンマーで叩いて平らにしています。
サーボホーンの穴が0.8ミリピアノ線にピッタリサイズになっていたので、ピンは全て0.8ミリSUSピアノ線です。



金敷の上でポンチで穴位置をマーキングします。



ポンチに沿って0.8ミリの穴を開けます。 ドリルの刃が古くてずれてしまい、早々に予備を失いました。
パイプの根本には瞬間接着剤で接着する時に接着剤が良く回る様に空気抜きの0.5ミリの穴を開けています。



切削油が回っているのでアルコールで良く洗浄しておきます。





ピンをステンレス用ハンダでハンダ付けします。 ステンレス用フラックスを付けて、しっかり加熱する事がポイントです。


 
エレベーター、ラダーホーンは0.5ミリFRP板からプッシュプル用に作り直します。 上がキット付属のホーンでしたが
作り直したホーンです。

ラダーホーンのレバー長は10ミリ、エレベーターは11ミリです。 水平尾翼パイロンが低めなのでエレベーターホーンが
このサイズになりました。



切りっぱなしだったパイロン後端を成型して、ホーンの逃げを加工しました。



動翼にホーンのスロットを加工します。 超音波カッターで0.5ミリ幅で表皮を切り取ります。 パイロン後端が絞られて
いない形状なので、エレベーターホーンは中央に取り付けます。



中のコアを反対面の裏側まで掻き出しておきます。


 

ホーンの接着面はサンディングして足付けをしておきます。



スロットより1ミリ離してマスキングテープを貼り、スロットの周囲をサンディングしておきます。 この部分に接着剤が
付いて、フィレット状になります。



スロットのマスキングテープの幅を前工程で削れた部分だけ出る様に狭めて貼り直します。



スロットにカーボンパウダー入り5分エポキシを充填し、はみ出てくるカーボンパウダー入り5分エポキシを取り除きながら
ホーンを沈めます。



マスキングテープは段差が出来ない様に直ぐに剥がしておきます。 エレベーターホーンの様子です。



ラダーホーンの様子です。



この機体はホーン取り付け部の裏面に補強が入っていました。 補強の無い機体では反対面にエポキシが染み出して
くる事が有ります。


 


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