Graphite2 主翼の製作


ちなみに重量はこれだけでした。
右翼 250グラム
左翼 252グラム
中央翼 538グラム

機体に搭載するために購入した「もろもろ」です。 主翼用のサーボ
はFUTABAのS3150です。
コネクタハーネスの製作

先ずはコネクタハーネスからの製作です。
これは主翼内に納めるサーボに刺さる部分です。 通常のコネクタ
を使わず、電子パーツとして売られている「ピンベース」を使いました
軽量コードをハンダ付けして作成します。


こちらは主翼と胴体との接合に使うD−sub9ピンのコネクタです。
こちらもハンダ付けで作ります。 この手のコネクタはコネクタに
予めハンダを付けておきます。


その後にやはり予めハンダを付けておいたリード線を差し込んで、
加熱、双方のハンダを溶かして接合させます。




出来上がったハーネスはテスターで動作確認をしておきました。
ホーンの取りつけ


ホーンは添付のブラスホーンを使います。 そのままでは長すぎる
ので、リューターを使ってカットしました。 カットする際に、予めナット
を入れてからカットし、その後にナットを外す事で潰れたねじ山が
再生出来ます。


ねじ込み式のブラスホーンをエルロン、フラップ共に使います。
エルロンには、金属の雌ねじが埋め込まれています。 
ですが、エルロン側のホーンを試しにねじ込んで見たら、当然と
言うか、ネジ部分がはみ出しました。


ネジの首部分が弱そうだったので、エルロン側に受けをリューター
で加工して、きっちり収まるようにしました。




更に、エポキシ接着剤をフィレット状に盛って補強としています。。
マスキングテープにパンチで穴を開けた物でマスキングしました。

コネクターホールの製作

コネクタの埋没部分の型紙を作って、主翼にコネクターホールを
開けます。 この部分は主翼でも一番堅い所です。 カーボンまで
貼り込んであります。


穴を開けたら、胴体加工用にテンプレートを作っておきます。
ウイングボルトの穴とコネクターの穴をプラ板に写し取って置き
ました。


いくら堅くても、スキンは2ミリそこそこの肉厚しかありませんので、
ネジ受けとして、マイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤を内側
に盛り上げてあります。

サーボの取りつけ


一般的には、サーボをエポキシ接着剤で直接接着しますが、どうも
このサーボケース、接着剤と相性が悪いのか、端切れでテストを
したときには力を加えるとペラリと剥がれてしまいました。
表面を荒らしても、荒らした後を綺麗に再現したメス型が出来るだけ
でした。
ですので、枠を作ってそこにサーボを押し込んでネジで固定する事
にしました。 何かの時には簡単に取り外せますしね。
固定用のブロックはヒノキの角材です。

画像はモデルで、実際は固定ブロックはスキンに直接接着してい
ます。


ヒノキで作ったブロックを4ミリベニヤで連結した物を用意しました。


ホーンの位置を合わせて、片側のブロックはスパーに接着しました。


エルロンサーボです。
サーボは耳を3ミリずつ詰めて幅を狭めて押し込んでいます。
前後のブロックは0.5ミリFRP板で連結していますが、この板は
サーボを軽く押さえているだけで、メインは前後のブロックの連結
です。


こちらはフラップサーボです。
サーボのガタはホットボンドで固定することで取っています。 スキン
に垂らすときは念のために濡れ雑巾を敷いて、熱変形の防止としま
した。
この機体のサーボホールの開口部は狭めに出来ているため、耳を
詰めて幅を狭めたサーボがギリギリはいる大きさしかしかありません。

ロッドエンドはエルロン側には金属製の物、フラップ側には樹脂製の
物を使用しました。 サーボ側はL字に曲げてからニッパーでくわえて
溝を作り、Eリングを入れて抜け防止としています。





動作確認の際、ロッドが干渉するため後縁材を削り込みました。
かなり削ってしまいました。 少し心配です。


ホーンカバーです。
カーボン製の立派な物が付属していました。 現物に合わせて成型
しました。 ちょっともったいない気がします。
更に、主翼上面に合わせてラッカースプレーで白く塗装してみました。


脱脂しただけの状態にスプレー塗装したのですが、ピンホールが目
立ってしまいました。 


エルロンサーボのカバーも同様のカーボン製のしっかりとした物が
付属します。 こちらも着色したかったのですが、背面と同じ紫色が
再現できず、断念しました。


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