Graphite2 胴体の製作 3


フレームを胴体に5分エポキシでしっかりと接着します。
このときの、ノーズコーンとフレームとの位置関係が難しい所です。

フレームが後ろ過ぎるとノーズコーンを装着したときにノーズコーン
とフレームの間に隙間が出来てしまい、ランディング時にノーズコー
ンが胴体側へめり込んでしまいます。 また、前過ぎると胴体とノー
ズコーンとの間に隙間が出来てしまいます。

ですので、接着剤を塗って所定の位置に置いたらノーズコーンを被
せて紙テープで借り止めをして、コネクターのある胴体開口部から
フレームを前へ止まるまで動かします。


 
ですがこの方法には問題がありました。
硬化後にノーズコーンを外してみると、胴体のパーテーションラインと
フレームのパーテーションラインが3ミリほどずれてしまっていました。

このままでもさほど問題は無いのですが、きむらクラフト的にはどう
にも許せません。

なんとか接着した部分を切り離せない物かと試行した結果、リンケー
ジに使うPEラインをペンに結びつけ、これをノコ代わりに使いました。
結果、無事に切り離すことが出来て、無事に修正する事が出来ま
した。


胴体とフレームの隙間はマイクロバルーンエポキシで充填しました。

バッテリーは2300mhAタイプのニッケル水素を2本ずつ組みます。
この状態で胴体左右に振り分け、ハンダ付けで直列に結線した後に
胴体に固定します。  電池はタイラップで固定して、ホットボンドで
ズレ止めをします。
電源スイッチは3Pのロック付きトグルスイッチを使いました。 充電
用のジャックも付けました。


尾翼を取りつけ、ニュートラル位置で動翼を紙テープで固定してロッド
のカットをします。 カットには精密組ヤスリで行いました。 添付の
カーボンロッドは20ミリ程度しか余りませんでした。


ロッドはアジャスターに瞬間接着剤で接着しました。 
ちなみに、サーボ側にもガタの軽減を狙ってテトラのボールリンクを
使いました。



受信機は当初、そのままタイラップで固定する予定でしたが、今回
使用したフタバの149DPのクリスタルカバーとノーズコーンとのクリ
アランスが微妙でした。 当たってはいなかったのですが、手でノー
ズコーンを変形させると触れます。

仕方なく、受信機をオフセットして取りつけるために台を作りました。
1.5ミリFRP板にヒノキの足が接着してあります。 足は片側が6ミリ
もう片側は2ミリと変則です。




完成したメカ回りです。

アンテナ線は2倍に延長しました。
本当はテトラのリンケージ用ワイヤーを使うつもりでしたが、ハンダ
付けを失敗したために通常のリード線です。


水抜きも兼ねてテールコーンに穴を開け、そこからアンテナ線を
250ミリちょっと出します。


動かないようにホットボンドを一滴垂らしておきました。

ノーズバラスト用にバルサで型を作りました。
これをアルミホイルでメス形を取り、溶かした鉛を流します。
当初、85グラムで作りましたが、飛ばした感じで5グラム程削り取り
80グラムとしています。

バラストはアルミパイプに鉛を流し込んで作っています。 アルミと
鉛の相性が悪く、鉛が冷えた時に分離してしまったのでエポキシで
接着しました。 長い物はスペーサーです。 1コあたり90gで、組み
合わせにより、90gから最大800gまで積めるようにしました。 
実際には400〜500gが上限っぽいです。
アルミパイプはカナ鋸でカットしましたが、パイプカッターを使うと簡単
です。


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