B18L−s 製作プラン


製作するもなにも、手元に届いたのはこのリブと胴体と主翼が書かれた図面
がそれぞれ一枚。 胴体の図面には元々の図面には無い胴枠を写し取った
「絵」が書かれていました。




それと、こちらから拝借したこのキットの箱絵。 これが唯一の完成画像でした。
図面を良く見れば見るほど謎が深まります。 胴体断面は写し取られた絵で想像
は付きましたが、主翼の構造を示す断面の図がありません。
また、主翼、胴体共に材質、厚みを示す記述がありません。 これらは全て推測で
作るしかありません。

この図面には上記のような事は書いてないのですが、製作アドバイス的なコメント
がびっしりと手書きで書かれています。
主翼
平面図面を見る限り、前縁Dボックス部分のみで強度を保つように見えます。
後縁も箱形ではなく、細い無垢材を成型し、三角材で補強をするように見えます。
また、リブキャップは無さそうですので、Dボックス部分をプランク材の厚みの逃げ
を加工しないといけないようです。

手に入れたリブは、胴体側面図からアウトラインを拾って、それを主翼平面図から
採寸したサイズに縮小した物のようです。 ですので、スパー溝、前後縁材の逃げ
は加工しないといけません。

言ってみれば、何でも出来ると言うことです。

ですので、ここは見慣れた、一番作りやすい形で作る事にします。
Dボックスにリブキャブ、箱形後縁材、きむらクラフト的に「ムサシノスタイル」と呼ん
でいるスタイルです。

分解式にするためにはカンザシが必要ですが、これはサーマル工房さんにカンザ
シセットとしてあった物を直接送ってもらいました。

機体名の「B18」の後ろに付く「L」はエルロン付きを意味するようで、翼端に小さな
エルロンを装備します。 図面から読み取る所、エルロンは別に組み立てる様に
見えましたが、今回は切り離し工法で製作する事にします。

後はバルサ板とヒノキ棒が揃えば製作が出来ます。


 
胴体
船型のお腹を持つ魅力的な胴体です。 胴枠の形も見えてますので作ること自体
は難しくはなさそうです。 スタイルの要である大きなキャノピーもヒートプレスで
自作します。

後から聞いた話しでは、胴体側板は3ミリベニヤらしいですが、図面から読み取る
事が出来なかったために3ミリバルサで作ります。

水平尾翼が無垢板の分解式ですが、ここはリブ組の固定式にします。
3ミリの無垢板に前後縁ヒノキのオリジナルはかなり重くなりそうでしたので...。


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