GullModel B18L−s 主翼の製作 2


今回は前縁を後から接着する工法を取ってみました。 利点としては、プランクが
し易いと言うのがあります。 その反面、前縁材はイモ付けになりますので、強度
を持たせる補強材としての性格は半減してしまいます。

バルサかんなとサンディングボードで前縁材を接着する面を綺麗に整えます。
プランク材の角とかが丸まってしまうと接着面が減ってしまいますし、仕上げで段
が出来てしまうので慎重に行います。


リブの端面には木工用ボンドを盛ってみました。 実は使おうと思っていた高粘度
の瞬間接着剤が固まってしまっていたんです...。


前縁材には4ミリバルサ+3ミリヒノキを複合で使いました。 最前部がヒノキに
なりますので、堅い物が当たったときの前縁のへこみを防止出来ます。


エルロン部分のプランクを貼りました。
元の図面のサイズでエルロンの大きさを設定しましたが、飛ばした感じでは、もう
1コマ分大きくても良いと感じました。


カンザシはサーマル工房さんから購入したカンザシセットを使います。 カーボン
ロッドとアルミパイプの組み合わせです。
パイプは潰れてしまわないようにパイプカッターを使って切断しました。 このパイプ
カッターはホームセンターで300円程度で売られている物です。 使い捨ての感
はありますが、重宝します。




パイプをリブにセットします。
カンザシのロッドを刺して、角度を調整してから瞬間接着剤で仮止めします。


スパーカンザシパイプとスパーの間にマイクロバルーンエポキシを充填して、3ミリ
ベニヤのウエブ材でフタをします。 この充填が不十分ですとカンザシ周りの強度
は全く無くなってしまいます。


3ミリベニヤの翼端材を接着します。
スパーとカンザシパイプリブ、全てに接着するようにエポキシ接着剤を使います。

このパーツを省略てあったSunriserはグライドテストでリブが裂けてしまいました。


ようやく主翼の全貌が明らかになりました...。

この時点でサンディングは全て終わらせておきます。 プランクとリブキャップ、前縁
材との段差は徹底的に落として置きます。 結構削りがいがありました。


エルロンを切り離します。  縦方向はピラニアソーで、横方向はカッターで切断
しました。  こうやって見てもエルロンは小さいですね。


エルロンと主翼側の補強の分だけ切り離しました。


フイルム貼り前にエルロン用のサーボコードを通して置きます。 後からでは至難
の業です。

赤い部分は京商のライトコートを貼っています。 貼り慣れると随分と楽なフイルム
ですね。 安いですが、ちょっと小さいのが難点ですか...。


白いところは胴体と同じオラカバです。 エルロンホーンは1ミリのFRP板から切り
出しました。 ブレーキ動作で干渉しないように前傾させています。


エルロンはテープヒンジで接続します。
テープヒンジは(今は手にはいるのかな?)クラフトるうむ製のウエットフイルムを
細く切った物です。 通常のクリアテープよりも薄いので、動きがとてもスムーズ
です。

エルロンサーボはWaypointのW−68BPです。 W−84に付属していた横付け
アダプタを使ってネジ止めしています。


リンケージは1ミリステンレスピアノ線です。 2本をシュリンクチューブで束ねて
ニュートラルを出した後、瞬間接着剤を流して固定します。


エルロンサーボカバーはFRPで複製し、缶スプレーで着色しました。 下塗りをして
いないので透けています。

(ここからカメラが替わりってます)
サーボカバーを両面テープで固定して主翼の完成です。


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