Micro X−ray 製作プラン


(画像はメーカーHPから拝借しました)

この機体のメカスペースはミニマムで、バッテリーは170mAh程度のニッケル水素
電池(1/3AAAAサイズ)の物しか入りません。 サーボもDymondのD47か、
同等品のTAMAZOのTS−1002より背の低い物が必要です。
受信機はサーボの後ろに搭載する場合、幅が15ミリ以下の物に限られます。

メーカーの指定では、リンケージは0.3ミリのピアノ線でのプル方式で、戻り方向には
尾翼内に内装したトーションバーで行う事になっています。 
ピアノ線のアウターチューブは付属していませんので、キット付属の部材だけで製作
すると、ピアノ線はむき出しの状態になります。

メーカーの参考画像ではサーボは耳を切り取り、45度ひねってサーボ同士とサーボと
サーボベッドを接着しています。


きむらクラフトとして製作するにあたっては、ピアノ線でのリンケージではなく、実績のある
確実で軽量なPEラインによるプルプルリンケージとします。 カーボン製のポッドに剥き
出しのピアノ線が接触したときのノイズも心配ですので。

また、サーボも接着してしまうのではなく、ギヤ欠け等のサーボトラブル発生時に簡単に
サーボが交換できるようネジ止めにします。




胴体はカーボン製のキャノピータイプで、グラス成分の多そうなブームと合わせて
15グラムとなっています。
主翼取り付け部には主翼取り付けネジの受けとしてナットが埋め込まれています。


尾翼も主翼同様ロハセルシャーレで作られています。 水玉模様に見えるのは
マイクロバルーンを混ぜたエポキシ樹脂で出来ている柱です。

水平、垂直尾翼は共にかなり小さめです。 面積は水平尾翼が約0.78dm2、垂直
尾翼が約0.43dm2です。
水平尾翼は重心位置の調整でこのままでも行けそうですが、垂直尾翼は心配です。

飛ばした感触で面積増等の変更をしなければならないかも知れません。

重心位置を中央翼弦の35%と仮定して試算した結果、水平尾翼容積は0.28、
垂直尾翼容積は0.22と出ました。 今まで作ってきた色々な機体の中で、
水平尾翼容積は最小です。
垂直尾翼容積は普通のラダー機としては大きな方ではありますが、SAL機とし
てはかなり小さな数値です。


主翼はロハセルシャーレで、翼端部分は僅かにカールアップしていす。
また、主翼取り付けネジ用の穴が既に開けられています。

メーカーサイトの動画では翼端を直接掴んでランチしていますが、木村がこの方式に
慣れないのと、カールアップ部分から折れる事を懸念してペグを取り付けることにします。


使用する受信機とサーボです。
マイクロクリスタルを使う受信機では胴体に収まる受信機も多いのですが、ノーマル
サイズのクリスタルを使う受信機はアルバモデル扱いの「ピコ−4」位です。
今回は手持ちの旧モデルのQick 6chを使用します。 幅は14ミリです。

サーボはDymondのD47を使用します。


バッテリーは1/3AAAAサイズを一番全長が短くなるように組み直した物を用意しました。


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