バッテリーのLipo化


Micro−Xrayの尾翼を拡大した為に、今までの重心位置ではノーズヘビー気味に
なってしまっていました。 ノーズバラスト無しで釣り合っていたのでテールに2g程
重りを積んで対処していましたが、電池をLipoの1セルとして軽量化を図ってみま
した。


使ったバッテリーは135mAhの裸セルで、コードとコネクターを合わせても重量は
3グラムしかありません。 元の170mAhのニッケル水素電池が17グラムあり
ましたから、かなりの軽量化になります。

ノーズ部分はスカスカになってしまいました。 さすがにこれだけでは重心位置は
合いませんので、6gの粒鉛で調整しています。
それでも約10グラムの軽量化となりました。

きむらクラフトでは、今までCR2を2本直列にした物をHLGの受信機用電源として
きました。 この電池は初期値6.3Vほどあり、サーボや受信機がこの電圧でも
問題なく動作する事は確認しておりました。

ですが、Lipoは充電直後こそ4.2V程度ありますが、安定放電時では3.7Vより
低い電圧となってしまいます。
また、冬場ではかなりの低温となってしまい、動力用では無いので電池自体の発
熱は期待できないことから電圧低下に不安がありました。

その不安なところをぶつけたところ、知人が色々と実験をしてくれました。
電圧ですが、受信機自体は2.5V程度まで動作出来、サーボも3V位までは問題
なくするようです。

もちろん、受信機もサーボもメーカーや固体で差違がありますので、全て大丈夫と
言うわけではありません。  サーボはブラシモーターを使っていますから、古くなれ
ば電気を喰うようになるでしょうし。

低温の方も0.5度まで温度を下げて実験しましたが、ほとんど電圧の低下は見ら
れませんでした。 こちらもメーカーや年式、容量で違いがありますから全てがそう
とは限りません。
また、動力用として使う場合と違い放電量も少ないと言うのも関係すると思います。


実際に使ってみましたが、若干サーボの動作が遅いかな? 程度の違和感はあり
ますが、1時間以上の使用にも充分耐えてくれています。

使い方としてはイレギュラーな所に位置しますので、お約束ですが、自己責任
の下での使用でお願いいたします。


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