SHADOWセッティングとか


受信機用バッテリーは、定評のある単三型エネループを使用しました。 ノーズ部分が
細いので、通常の組み方では後ろに下がってしまい、せっかくの重量がもったいない
事になります。
出来るだけ前に積める様にこのような変則的な形に組みました。 右が先端なります。
ホットボンドで固定した後に、硬質スポンジの足を付けて、シュリンクチューブを被せて
います。

エネループは自己放電が少ないのが有名ですが、実際に使った分だけ充電出来る
感じがあります。

重心位置は前縁から108ミリとしています。 SHADOWとしてはあまりデータが出て
いませんが、似たような平面形を持つXperience−Proが「Flyecm.com」などの
フォーラムでは108ミリとしている例が多く見られました。

F3B機等の飛行経験が多ければもう少し前でも良いかと思いますが、この程度の重心
位置ですと、風に対する挙動がHLGに近い物があり、馴染めます。

フック位置は色々といじってみましたが、結局この位置に落ち着きました。
当初、もう3ミリ程後ろに設定していました。 ウインチ曳航では全く問題は無かったの
ですが、手曳きやショックコードでは脱索や頭を左右に振るような挙動を示した為に
この場所になりました。

頭振りの現象は、エレベーターを少しダウン側に押さえてあげれば良いのですが、
F3Jの競技では安定して真っ直ぐ上がらないと怖いものがあります。

モード別セッティング

滞空もしくはノーマルモードでは、フラップの下げ幅を最大6ミリとしています。
動作は送信機の左サイドレバーに割り当てて、一番下に下げた状態が6ミリと言う事
になります。 エルロンの動作量はフラップに追従しています。

ピッチカーブを使って、サイドレバーの下1/3あたりから最大1ミリほどエレベーター
がダウンに入るようにしてあります。


バタフライモードではフラップは45ミリほど下げています。 エルロンを操作した時に舵角
は滞空(ノーマル)と同じですが、エルロンもフラップも最大舵角を超えないように規制を
掛けています。

機体が軽いせいか、ブレーキはとても良く効きます。 効きすぎる程です。
早くからブレーキを掛けると効果的に速度と高度が落ちるのですが、足も遅くなります。

F3J競技では、タイムオーバーは着陸ボーナスが無くなってしまうのでブレーキもガツン
と効くのでは無くコントローラブルの方が良いようです。


スピードモードでは最大で3ミリほどフラップが上がります。 エルロンもフラップに追従
しています。
スピードモードではエルロンのディファレンシャル量を減らして下側にも動くようにして
います。 通常では下側は上側の30%程度ですが、スピードモードでは60%程度に
してあります。

動作量は左サイドレバーで変更出来ます。 一番上が最大です。
曳航のズームの時にランチモードからスピードモードへの切り替えがスムーズになる
様な工夫です。

エレベーターは1ミリほどダウンになるようにしています。


ランチモード
フラップは最大で14ミリ程ダウンになります。 動作量は右サイドレバーで制御でき
るようにしていますので、曳航中の変更などにも対応可能です。

エルロンもフラップもランチモードでは下方向に動かないように動作角に規制を掛けて
あります。

F3Jの選手権では常時10ミリ程で曳航していましたが、ウインチてでは最大に下げて
います。

エレベーターのプリセットは入れていません。 


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