mojo 主翼の製作



主翼はご厚意で左右接合済み、エルロン部分カット済みで納入されましたので製作
する部分はごく僅かです。

お約束でサンディングブロックで前縁のバリや余計な樹脂を落として正しい前縁の
形に近づけます。 削りすぎてこあが出てしまわないように細心の注意を払って
作業に臨みます。

主翼取り付けネジ受けを取り付けます。
外径6ミリ、内径4ミリのアルミパイプに面取りを施してネジ受けとしています。
締め付けられる力は全てこのパーツが受けますので、通常では主翼の変形は無い
はずです。
パーツの表面は粗いサンドペーパーで荒らして接着剤の馴染みを良くしておきます。

主翼に開けた穴は上面の穴を5ミリ、下面は6ミリ程度にして下から差し込んだパーツ
が上面に飛び出さない様にしています。
間はフォームですからスキンだけ切り欠けば良いのでこの作業は簡単ですね。


接着剤が穴に流れ込むのを防止するため、穴に丸めたクッキングペーパーを差し込
んでから5分エポキシで接着します。 接着剤ははみ出す程たっぷりとつけ、パーツを
動かして馴染ませます。

はみ出した接着剤は硬化前にアルコールを染みこませたウエスで拭き取って置き
ます。


接着剤が完全に硬化した後、クッキングペーパーをラジオペンチでつまんで引き抜き、
フリードリルで皿部分を成型して出来上がりです。


ポリカの皿ネジを入れてみました。
上面はスリーブとスキンの両方を掴んでいます。


エルロンホーンの取り付け溝を作ります。
マスキングテープで養生をして、リューターの丸砥石で切れ目を入れます。


エルロンホーンは毎度お馴染み、0.5ミリFRP板から切り出した物です。


5分エポキシを溝にヘラや指を使って擦り込み、ホーンにも付けて差し込みます。
角度と位置を決めたら、はみ出た部分を綺麗に拭き取っておきます。

接着剤が硬化したら、再度マスキングをしてフィレットを作ります。
綺麗なフィレットが出来ました。


この様な状態になります。

エルロンの連結部分はカーボンシートで挟み込んで連動させます。
接着してあるのは本体の方(画像左側)の3ミリ程度だけで、トリエルロン部分は挟
んであるだけです。

ペグは使い慣れた6ミリのカーボンパイプで、翼端に穴を開けた後、周囲5ミリ程の
コアをピアノ線をL字に曲げた物で掻き出します。

下面の穴をマスキングテープで塞いでマイクロバルーンを混ぜた5分エポキシを充填、
硬化後に6ミリの穴を開け直してペグを接着しています。


接着には5分エポキシを使い、ペグの周りには5分エポキシでフィレットを付けてあり
ます。 
写真はMicro−Xrayの物ですが、写真のようにマスキングテープを2枚を3ミリ程重
ねて貼ってからカッターで丸い穴を開けています。

エポキシ接着剤を盛って、固まり始める前に一枚ずつ剥がしていけばフィレットの
仕上がりも綺麗です。  硬化してから剥がすと、縁が出来てしまって美しく無いです
からね。


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