SuperDimona 製作プラン



このキットはポリエステルFRP製の胴体と、バルサリブ組の主翼で構成されていて、
胴体はステッカーまで貼られています。 また、リンケージ用のチューブも内装済みと
なっています。

主翼はフイルムまで貼られていますので、メカ積みだけで飛ばすことが出来ます。
ですが、スケールとは言う物のディティールは曖昧でそのままでは「飛ぶだけ」のス
ケール機になってしまいますので、ここは一つディティールアップをして格を一つあげ
て上げることにします。

ディティールアップには先ずモデルになる実機を設定するのが手っ取り早いやり方
でしょう。 この機体は、日本国内にも多く飛んでいる機体ですが、機体それぞれ
微妙に違っています。
ネットを徘徊して見つけたのが上の画像の機体です。 赤いウイングレットと胴体の
ストライプが同じです。
この機体をモデルに作業を進めます。

この機体のノーズ部分は最初からこの様に空気取り入れ穴が開けてあります。
見るからに「水平対向エンジンが入ってます」ってデザインですね。


ですが、実機のノーズ部分はつるんとしていて、スピンナー脇は空気取り入れ口が
ありません。 その代わり下の方に四角く空気取り入れ口が大口を開けています。
また、ヘッドライトも付いています。

コレと同じようにしようとすると、ノーズの角を落としたり穴を埋めたりと大改造が必要
になってしまいます。


色々と探していると、SuperDimonaの姉妹機のKatanaに行き着きました。
この機体はSuperDimonaの翼端を切り詰めてエンジンをパワーアップ、軽飛行機
としている機体です。 Katanaもこのノーズを持った機体は少ないのですが、実機
があるってことで納得してもらいましょう。

エレベーターとラダーのリンケージ用に、太い樹脂のパイプが仕込んでありました。
舵の駆動はその中に外径3ミリほどの樹脂チューブを入れて、そのチューブで行う
ようになっています。
動きが渋いのと、中でアウターになるパイプが暴れているようなので、垂直尾翼内
にエレベーター用サーボを内装する事にします。

また、ラダーもこのリンケージを使用せず、ワイヤーリンケージにします。

キット付属のコクピットは、樹脂の一体成型で出来ていて、のっぺらとしたものです。
キャノピーが大きく中が丸見えなので、こちらもディティールアップしてあけます。


実機のコクピットですが、メーターパネルは3分割となっています。 また、極太の
操縦桿があり、センターコンソールはスロットルレバーにプロペラのピッチを変える為
のレバーがあります。

上の画像には写っていませんが、脇には青く塗られたスポイラーを開閉するための
レバーがあります。 出来るだけ取り付けてあげたいと思います。


他のメーカーのキットの製作例ですが、この程度までは作り込んであげましょう。


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