Majo胴体の製作 1


水平尾翼のパイロンを作ります。
フカフカなバルサのブロックから、適当に翼型を削り出します。 バルサは縦目に使いました。
接着の事を考えると、横目に使った方が接着剤の染み込みが少なくて良いのですが、今回
は剥がれとネジレ強度を考えて縦目としています。


こちらは主翼の後部台座になるパイロンです。
バルサの縦目と横目を組み合わせ、ネジ受け部分に6ミリのシナベニヤを入れています。
バルサの横目の部分は、パイプに合わせて成型する段階でほとんど削り落とす事になって
しまいました。


カーボンクロスにスプレー糊を吹き付けて、成型したパイロンに貼り付けます。 スプレー糊
はエポキシ樹脂で溶けてしまうようですが、良く乾かすと少しは良いみたいです。


エポキシ樹脂(5052)を塗りつけ、余分な樹脂をキッチンペーパーで吸い取ってからバギン
グします。 製作は夏場だったので、車のダッシュボードの上に置いて硬化させました。


硬化したパイロンをブームに合わせて削り出します。
半分以上削り落としてしまい、もったいない感じもしますね。 横を長く残したのは、この部分
をブームに巻き付けて補強とするためです。




センターにアルミ製の鬼目ナットを埋め込むべく大きな穴を開けました。 M4の鬼目ナットの
外周は7ミリもあります。 M3でも良かったかもしれません。


パイロンの重量は2gに収まりました。

Mojoパイプと呼ばれるカーボンテーパーパイプは曲げ強度に方向性があります。

テンションを掛けながら転がしていくと固い方向が有りますので、その方向をマーキングして
おきます。  紙テープに書かれた線の方が固かったので、こちらを横にして使います。


パイプに垂直尾翼の切れ込みを作ります。
先ほど調べた固い方向から90度離れた所に垂直尾翼の切り込みを作ります。 水糸を張っ
て直線を出し、マスキングテープで切り取る場所をマーキングします。


リューターの丸砥石でカットして、垂直尾翼の形に現物合わせで削っていきます。 垂直尾翼
は5ミリ程の厚みで翼型を持っていますので、それに合うように削って行きます。

首の部分は弱くなりがちなので、パイプの内側にカーボンシートを細く切った物を補強に接着
します。


カーボンシートは瞬間接着剤で接着します。


[戻る]