主翼の製作 1



糸鋸で綺麗に切り出されたリブですが、テーパーに合わせて前後縁
を削っておきます。 そのままですと、僅かですが隙間が出来ます。


ムサシノ工法に乗っ取って、下面プランク材に前縁材を、後縁プランク
材に後縁材を接着しておきます。

リブの直角を注意しながらスパーとリブを接着していきます。
後縁部分は後縁材に接着していますが、スパー付近はスパーとリブ
を接着しただけです。  スパーの下には、リブキャップ材を敷いて、
高さの調整をしています。
フラットボトムの翼でしたら、下面プランク材をそのまま接着しています
が、半対象翼のための措置です。 逆に、下面プランク材の前縁部分
と後縁に、かい物をする方法もあります。

ネジ止め方式にするため、中央リブにノックピン用の補強を追加して
います。 


同じく、ネジ受け周りの補強材も追加します。 サーボが入る右翼に
は、サーボベッド受けの補強を追加しました。

この機体は、プランク材のサイズがいっぱいいっぱいで、スパーの所
までしかありません。 ウエブ材を綺麗に接着するために、リブキャップ
材をスペーサーとして使いました。


上面プランクを貼る準備をします。
前縁材とリブのラインを合わせるため、僅かにですが修正しています。
後縁は重石を載せてキッチリ定盤に押しつけます。
 

プランクは瞬間接着剤を使って一気に行います。
リブなどバルサの横目が出ているところには、低粘度瞬間接着剤を染
みこませて、硬化してからプランクに入ります。 
また、上から押さえつけますので、前縁の下に、6ミリ厚のヒノキ角材を
かい物として差し込んであります。


リブとスパー、前縁材に高粘度瞬間接着剤を盛ってから、位置決めに
気をつけてプランク材を置き、両手で均等に全面を押さえて接着します。

人手があれば、押さえながら硬化促進剤を使うと更に作業がはかどる
でしょう。 
片手ではプランク材が、特に前縁まわりが波打ってしまいます。

4枚の主翼部材が揃いました。 
置き場所がどんどん狭くなってきました。

リブキャップも通常の2倍の量があります。 ですが、手を抜かず、一枚
一枚丁寧に幅を合わせて接着していきます。
この部品は、地味で工作も面倒ですが、強度に関してかなり大きな役
目を担った部品です。


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