Xplorer 主翼の製作 1


エルロン、フラップ共に、コントロールホーンが入るネジ穴をタップでさらっておきます。
雌ねじが埋め込んではあるのですが、製造時に少量の樹脂が流れ込んでする事が多いのです。


シミュレーションを元に、ロッドの取り出し口を加工します。


マスキングテープでカットラインを描くように養生して、リューターの細いダイアモンド砥石で削り
広げていきます。 後縁部分はグラスの被覆一枚だけと薄くなっているので、注意しながら削って
あげましょう。


幅5ミリ、長さ12ミリのホールになりました。 

実際にロッドとホーンを取り付けて、引っかからずに必要な舵角が取れる事を確認しながら修正
を加えていきます。


仕上がったホールです。
バルサの両面にグラスを貼った後縁材を貫通していますが、削った断面には瞬間接着剤を染み
こませて防水と補強にします。 

F3Jやサーマネ大会では雨の中での競技もありますので、水に濡れてふやけそうな所はしっかり
と処置してあげましょう。


画像はShadowの物ですが、同じように6ミリベニヤと5*5ヒノキでサーボマウントを作ります。
Shadowでは、少しでも接着面積を増やそうと、サーボコードのない方を長くしましたが、墜落した
機体を調べる限り、接着力過多と見てXplorerでは全部同じ幅としました。


サーボはこの様に固定されます。 片側の耳が長く取ってあるのは、耳の端面をスパーに接着する
ための物です。 

サーボベッドを主翼に接着します。 
接着前に、接着する主翼の内側をサンディングして良く離型剤やゴミ等を取り除いておきます。

接着2回分け、マイクロバルーンを混ぜた5分エポキシを使い、実際のサーボに離型処理をした
物を使って位置決めをします。 
サーボは取り出しやすいようにセロテープで作った耳を付けています。

先ず、スパー寄りのベッドを接着し、接着剤が硬化した後、実物のサーボを使い後縁側のベッドを
接着しします。

ロッドは1.8ミリのステンレスロッド、曲げ部分は出来るだけ直角に綺麗に曲げたいので、万力と
ハンマーを使って曲げています。


軽く叩くだけです。 あまり力をいれて叩くと、ロッドが潰れてしまいます。


曲げが終わったら、Elリングの溝を加工します。 と言っても、ニッパで加えてぐるぐる回すだけです。


不要な部分を切り落としてロッドの完成です。


キットにはメタルのクレビスが付属していましたが、今回も樹脂製のクレビスを使用します。 
切り欠きが小さくて済みますし、サーボセイバーの役目も果たしてくれそうです。

樹脂製のクレビスのネジ部分は雌ねじが切ってあるわけではなく、雄ねじをムリヤリ押し込んでネジ
山を生成する方式ですが、堅くて手が痛くなるのでM2のタップで雌ねじを切ってあげます。


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