Xplorer 主翼の製作 2


ホーンを仮付けします。
せっかくネジが切ってあって取り外しが出来るので、舵角が決定するのでは接着しません。 
とりあえずホーンのネジ穴がヒンジラインに来るようにセットしておきます。

この機体はヒンジ部分の翼厚が薄く、通常の機体と同じにセットするとヒンジからホーンの穴
までの距離が短くなってしまいます。

コントロールホーンはキットに付属しますが、精度が良くなかったので別の物に交換してあり
ます。 ちなみにMPJ-2290  Brass Control Horns - Short M3で、エアクラフトから購入し
ました。





エルロンとフラップのサーボホーンはサーボ付属の一番厚い物を使います。 フタバではAタ
イプと呼ばれている物です。
不要な部分を切り落として、ヤスリで外観を仕上げ、1.8ミリのドリルでロッド穴をさらいます。




フタバのホーンには良く見るとホーンに番号が刻印してあります。 サーボは左右対称に使い
ますから、ホーンも左右対称が望ましいのですが、同じ番号の所でホーンを作るとサーボの
セレーションの都合で若干のずれが出来てしまいます。

そのため、右エルロンやフラップを「1」番,左エルロンやフラップを「3」番として2種類のホーン
を作ります。


動作チェックをして必要な舵角が取れるかを確認します。
エルロンは一番手前の穴、フラップは2番目の穴となりましたが、本当ならもう少し短いサーボホーン
が欲しい所です。

送信機側で動作量を大きく制限するようなリンケージをすると、動作がカクカクと解像度の悪い舵が
出来上がってしまいます。 できれば、どの舵も送信機のレートが100%で必要な舵角が取れるよう
にリンケージがしたいのです。



ロッドはEリングによって抜け止めがされます。
加納さんに教わった技ですが、シンプルで確実、見た目もスッキリです。


こちらはきむらクラフトオリジナル技、木工用ボンド止めです。 ガタを押さえるためにサーボ
を軽く木工用ボンドで接着してしまいます。  木工用ボンドも「クリアタイプ」を使うと、ボンド
が乾燥しても固くならず、ビニールのような弾力を残します。
乾燥後は外すことも出来ます。 外すときも端を持って引っ張ると、パックを剥がすように綺麗に
取れてくれます。


更に、スパー側と後縁側の耳を0.5ミリFRP板で作った板で連結します。
木工用ボンドの潰れ具合で判るかと思いますが、連結板はサーボを下に押しつけてはいません。


Eリングは1.5ミリサイズで通常では取り付けが大変ですが、2ミリの工具を加工して1.5ミリ用に
した物を使うと大変楽になります。


ここまできて初めてコントロールホーンを接着します。
ネジの角度を正してから、ネジ部分に瞬間接着剤を一滴。 それからマイクロバルーンエポキシを
盛ってフェアリングにします。



エルロン側のコネクター穴が小さかったので広げます。 角を残さずアールになるように広げました。


中央翼にはD−sub9ピンのコネクターが入るスペースがモールドされています。 加工精度が今
ひとつなので、そのままでは入りませんが、少しずつ穴をリューターで広げてピッタリの穴に仕上げます。


コネクタをM3のタッピングビスで止めれば完了です。

今回使ったワイヤーハーネスはShadowから移植したものです。 製作などは「Shadowの製作」を
ご覧下さい。
コードの接合部分などにセメダインスーパーXを塗って補強したのが効いたのか、激しいクラッシュにも
耐えてくれていました。

サーボカバーは2コが一枚のシートとして成型されています。 自分でカットして合わせる必要が
あります。

サーボホールの回りにサーボカバーのカットラインになるラインをマスキングテープで描き、ホーンの
位置をマーキングしておきます。


ホーンのマーキングに合わせてサーボカバーを置き、カットラインをケガキます。
サーボカバーの型は微妙に曲がっているようです...


回りをカットして成型すれば完了です。


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