リンケージの変更


Stobleもロールアウトしてから2年が経ち、PEラインによるワイヤーリンケージが緩むようになってきてしまい
ました。 原因は尾翼ののスキンヒンジ周りが緩んできた為です。

こうなると、ピンと張れば張るほど動翼を引き寄せてしまい、負荷が掛かればヒンジ周りを変形させてしまい、
また緩む...のエンドレスです。

こうなったらリンケージをロッドリンケージに変更するのが一番です。


リンケージはヤリ慣れたカーボンロッドとポリミイドチューブの組み合わせですが、このリンケージを使うに
あたって、リンケージを極力直線に配置しなければいけません。
少しのカーブでもリンケージが渋くなってしまうのです。


まずはポッドに貫通穴を開けなければなりませんが、穴の位置をブームの延長線上で、ポッドの太さの差が
チューブの外径、約1ミリの所までとします。

高さの位置は、サーボホーンの下面とテールブームの一番太いところを結んだ線とします。



 
リューターの丸砥石でザックリと切れ込みを入れます。


その後に棒ヤスリでスムーズにロッドが動くようになるまで微調整をしていきます。


完成したロッド穴です。

ロッドエンドとサーボホーンを加工します。

ロッドエンドは内径1ミリの銅管に1ミリのステンレスピアノ線をステンレス用ハンダでハンダ付けしたものです。

エレベーターとラダーのホーンの穴はPEライン用に1ミリの穴を開けて、穴周りを面取りした物ですですので
ピアノ線も1ミリとしました。


ロッドエンドとカーボンロッドは軽くカシメて、瞬間接着剤で接着します。

 
ロッドをチューブに通す前のおまじない。 すべすべ君を塗布します。 

かなり違います。


チューブにプラパイプを被せます。
ポッド内は作業が出来ないので、長いスパンの間、サポート無しの状態になります。

これだけのスパンがあると、負荷が掛かったときにロッド撓んでしまいますので、プラパイプを被せて撓み防止
とします。




サーボホーンへの接続はテトラのアルミチューブを短く切ってカーボンロッドとL字に加工した0.8ミリピアノ線
を接続、瞬間接着剤で固定します。

ポッドとクリアランスは0に近いので、ポリ袋を挟んでポッドに接着されてしまうのを防ぎます。

 
ポッド側のリンケージ完成です。

エレベーター側のリンケージです。 ポリミイドチューブは水平尾翼のマウントに接着しています。

 
ラダー側のリンケージです。 バルサ片を挟んで僅かにかさ上げしましたが、楕円のブーム形状の為に、ほぼ
ストレートです。


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