UNION MODELS Piper J3−CUB 胴体の製作1


キット付属のノーズブロックです。 発泡スチロールの無垢で出来ていて、本来ならゴム動力のプロペラ
受けとギヤダウンが組み込まれますが、この部分の中にモーターを入れる予定なので、FRPで複製
を作ります。


発泡スチロールのブロックに離型処理をして、80g/m2のグラスを巻いてエポキシ樹脂を染みこませ、
ラップを巻いた後にバギングします。


本当はぱかっと離型するはずでしたが、さすがに発泡スチロールからは上手く離型出来なくて、発泡
スチロールを掘り出す事になりました。

おまけに、あちこち穴だらけです。


ピンホールの多いところにマイクログラスと瞬間接着剤で裏打ちをして、胴体に取り付ける部分にカーボ
ンシートを貼って補強をします。

この後、サーフェーサーを吹いた後にラッカースプレーで着色します。

このキットは後期のレーザーカットの物ですが、パーツに刻印等がありませんので、添付のパーツリスト
と照らし合わせてパーツ番号を書き込んでおきます。


この手のキットには色々な製作方法があります。 左右、もしくは上下を別々に作って貼り合わせる方法
に丸棒などに胴枠を串刺しにして行って組み上がった後に丸棒を引き抜く方法などなど。

このキットの場合は、左半分を図面上で組み、それを使って残りの右半分を組み上げる方式です。


左半分はストリンガー材をを貼って、自律するところまで組み立てます。 ストリンガー材は1.5*1.5
のバルサ角材ですが、堅さがまちまちです。 全備重量がフリーフライトの時のほぼ倍になるので、出来
るだけ硬いところを使って組んでいき、柔らかい物は使わないようにしました。

足りなくなったら、1.5ミリバルサの硬いところから切り出します。

組み上がった左半分に右の胴枠を接着、そこにネジレに注意しながらストリンガー材を接着して右半分
を作っていきます。

この時点ではキットの通りですが、1.5ミリバルサの胴枠は心許ないです。 何カ所かは補強を入れな
いといけません。


心配になったので、実際に一番かさばる電池を入れてみました。

ちゃんと収まりました。

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